チーフスがCBスニードにフランチャイズタグを使用
2024年03月05日(火) 11:46コーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードをチームにとどめるかどうかを慎重に検討する中、カンザスシティ・チーフスはこのスターコーナーバックがフリーエージェント(FA)市場に出ることがないようにしている。
チーフスはフランチャイズタグ指定期限の現地5日(火)に先立ち、スニードに非独占的フランチャイズタグを指定。これにより、チーフスはスニードを2024年シーズンもチームの管理下に置くとともに、トレードの可能性も残している。
つい先週、チーフスがスニードにトレードを追求する許可を与えたと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えていた。フリーエージェント期間が迫っている中、月曜日に行われたこのタグつけにより、スニードが今オフシーズン中にカンザスシティを去る場合、チーフスは少なくともドラフト指名権を代わりに受け取ることになる。
両者は長期契約を結ぶかについては7月中旬まで、トレードで決別するかについてはシーズン半ばのトレード期限までに決めなければならない。
ルーキー契約で手にする金額がおよそ550万ドル(約8億2,723万円)に過ぎなかったスニードだが、1,980万ドル(約29億7,857万円)のタグにより、契約金の3倍以上の年俸を獲得することになる。
チーフスの一員として2度のスーパーボウル制覇を経験している27歳のスニードは、ディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズとともに、チーフスのフリーエージェントの中で最優先事項として、今オフシーズン中によく名前があがっていた。
チーフスのジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチは先週、次のように述べていた。
「確かに、両選手を残すためにできるだけのことをしたい。それが私たちの目標だし、そうするつもりだ。うまくいけばいいんだが、フリーエージェントは1人1人違っていて、ユニークで予測不可能だ。私たちはタグを1つ持っているから、おそらくそれを使うことになるだろう」
「私たちの目標はこの2人の両方を確保することだと思っているし、その仕事を終えたら、ロースターの他の部分を調整するつもりだ」
スニードはリーグ入りしてからの4シーズンのすべてで、インターセプト2回以上をマーク。この冬、チーフスが第58回スーパーボウルを制覇するまでの過程では、CBトレント・マクダフィーとともに、リーグトップクラスのオフェンスたちを封じ込めるのに不可欠な存在だった。
スニードは『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で全体6位に選ばれており、コーナーバックのポジション内ではトップにつけている。しかし、タグがつけられたことで、スニードがフリーマーケットに出ることはなくなった。
チーフスが9月にホームで2024年シーズンをスタートするときにもスニードがチームの一員であるかどうかは、今後数週間で決まるだろう。
【KO】