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ドルフィンズ、DTウィルキンスにフランチャイズタグを使用せず

2024年03月05日(火) 15:05

マイアミ・ドルフィンズのクリスチャン・ウィルキンス【NFL】

マイアミ・ドルフィンズのディフェンシブタックル(DT)クリスチャン・ウィルキンスは2024年にオープンマーケットに出るようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地4日(月)に情報筋の話として伝えたところによると、ドルフィンズはウィルキンスにフランチャイズタグを使用しないという。各チームのタグ使用期限は3月5日(火)アメリカ東部時間16時【日本時間6日(水)6時】までとなっている。

NFLの各チームは3月11日(月)にフリーエージェントの選手と接触し、契約交渉に入ることが認められている。ウィルキンスは13日(水)の新しいリーグイヤーが始まる時に、正式にフリーエージェント(FA)となる。

ウィルキンスは2023年に自身の統計上で最高のシーズンを終えたばかりで、大きな契約を手にする準備が整っている。28歳のウィルキンスは5年目の昨季、サック(9.0回)、クオーターバック(QB)プレッシャー(61回)、QBヒット(23回)の数字でキャリア最高をマークし、さらにトータルタックル65回、ロスタックル10回、ファンブルフォース1回、ファンブルリカバリー2回を記録した。

ドルフィンズ守備陣はチームがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区を制覇する過程で、何度か圧倒的なパフォーマンスを垣間見せたが、2023シーズンの終盤にかけて守備陣に故障者が続出し、苦戦を強いられた。ウィルキンスはドルフィンズ守備陣のリーダーの1人として、そのすべてを耐え抜き、先発出場記録を51試合連続に伸ばしている。

ウィルキンスがドルフィンズにとどまる可能性はあるものの、アンソニー・ウィーバーが新しい守備コーディネーター(DC)に就任したため、復帰後には変化が生じているだろう。しかし、元ドラフト1巡指名のウィルキンスは、ユニークなラン守備とパスラッシュの技術を持つインテリアラインマンとして、リーグ全体から関心を持たれることは間違いなく、交渉の席でのウィルキンスの要求が高まることは間違いない。

ウィルキンスは、『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で全体4位につけている。

【KO】