ニュース

【2016年第9週】ゴードンが今季最多ヤードを走り、チャージャーズが今季4勝目

2016年11月07日(月) 10:39

サンディエゴ・チャージャーズのメルビン・ゴードン【AP Photo/Denis Poroy】

現地6日(日)、ここまで4勝4敗のテネシー・タイタンズと3勝5敗のサンディエゴ・チャージャーズが対決。ランニングバック(RB)メルビン・ゴードンが196ヤードを走る大活躍を見せたチャージャーズが43対35でタイタンズを下し、後半戦を白星でスタートさせた。

試合は立ち上がりからチャージャーズのクオーターバック(QB)フィリップ・リバースが正確なパスを連投し、テンポ良く敵陣まで進むと、お気に入りのターゲットであるタイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツへの13ヤードパスでタッチダウン。ホームのチャージャーズが先制を果たす。チャージャーズ守備陣もQBマーカス・マリオタ率いるタイタンズ攻撃陣のスピード感あるオフェンスにしっかり対応し、自陣に侵入させない。その後もチャージャーズはキッカー(K)ジョシュ・ランボーがフィールドゴールを成功させ、リードを広げる。

チャージャーズは第2クオーター序盤にもリバースからWRタイレル・ウイリアムスへの6ヤードパスで再びタッチダウンを決め、完全に試合の流れをつかむ。対するタイタンズも、マリオタからタイトエンド(TE)デラニー・ウォーカーへの20ヤードパスなどで敵陣まで前進すると、最後はマリオタがワイドレシーバー(WR)リシャード・マシューズへの鋭い16ヤードパスを通してタッチダウンを奪い、点差を縮める。タイタンズは第2クオーター終了直前にもマリオタからマシューズへの7ヤードパスでタッチダウンを獲得、スコアを19対14として前半を終えている。

タイタンズの勢いは後半に入っても続き、第3クオーター最初のドライブで、マリオタが自身のスピードと長身を生かして自らエンドゾーンまで持ち込み、タッチダウンを決めて逆転に成功する。チャージャーズも負けじとRBゴードンの1ヤードランで得点し、すぐさまリードを奪い返す。これでモメンタムを引き込んだチャージャーズは、ディフェンス面でもマリオタからファンブルを誘い、フリーセーフティ(FS)のドワイト・ラウリーがボールをリターンして得点し、点差を一気に広げる。

根気強いマリオタは第4クオーターにウォーカーへの8ヤードパスを通してタッチダウンを成功させ、反撃の兆しを見せる。しかし、その後のドライブでWRケンドール・ライトを狙って投げたパスをコーナーバック(CB)ブランドン・フラワーズにインターセプトされ、そのまま33ヤードのリターンタッチダウンされてしまう。

タイタンズは反撃の手を緩めることなく、試合時間2分53秒を残して、RBデマルコ・マレーの1ヤードランでタッチダウンし、8点差まで詰め寄る。しかし、最後までゴードンのランを止めることができずに時間切れとなり、チャージャーズに軍配が上がった。

チャージャーズQBリバースはパス33回中24回成功、275ヤード、2タッチダウンでチームを勝利に導いた。この日のヒーローはRBゴードンで、キャリー32回、196ヤード、1タッチダウンに加え、レシーブ4回、65ヤードをマークし、爆発した。守備陣も、マリオタのパスを2度インターセプトするなど、申し分ない活躍を見せている。

一方のタイタンズQBマリオタはパス43回中27回成功、313ヤード、3タッチダウン、2インターセプトに加え、キャリー3回、14ヤード、1タッチダウンと浮き沈みの激しい試合内容となってしまった。