シカゴ・ベアーズのコーナーバック（CB）ジェイロン・ジョンソンは2023年シーズンに素晴らしい活躍を見せたことにより、少なくとも2024年シーズンの昇給が保証されている。

現地5日（火）にタグ指定期限を迎えるにあたり、ベアーズがジョンソンにタグを使用すると『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。その後、チームがジョンソンにタグをつけたと正式に発表している。

タグにサインした場合、ジョンソンは2024年に1,980万ドル（約29億6,951万円）を受け取る予定だ。とはいえ、ジェネラルマネジャー（GM）ライアン・ポールズが先週にNFLスカウティングコンバインの場でジョンソンとの契約交渉についてどのように説明していたかを考慮すると、ジョンソンがそうする必要はないと信じるのに十分な理由はある。

ポールズGMはインディアナポリスで「ジェイロン・ジョンソンを確保するプロセスにおいて、現時点で話は順調に進んでいる。彼に敬意を表しながら、しっかりと交渉を重ねる中で、私たちは本当にいい仕事をしてきたと思っている」と述べていた。

ポールズGMは、フランチャイズタグの使用は避けたいものの、ジョンソンがフリーエージェント（FA）となってベアーズから離れるのを防ぐためには使用するともつけ加えていた。ジョンソンにタグを指定したベアーズは、およそ7月中旬までに長期契約を結ぶ必要がある。

ジョンソンをコントロールし続ける上で、このタグに価値があるのは確かだと言えよう。ジョンソンは2023年シーズンにキャリアハイとなるインターセプト4回を記録し、相手に許したパサーレーティングはNFLで最も低く、『Pro Football Focus（プロフットボール・フォーカス／PFF）』による守備グレードで、全コーナーバックの中で最も高い数字を獲得し、プロボウルとオールプロのセカンドチームに選出されたコーナーバックだ。

ジョンソンは新人契約の最終年における年俸よりも少なくとも1,680万ドル（約25億1,958万円）多く稼ぐことになる。ポールズGMがこの成長著しいディフェンダーと契約を結ぶことができれば、その数字はさらに高くなるかもしれない。

【RA】