パンサーズがLBバーンズにフランチャイズタグを使用
2024年03月06日(水) 12:07カロライナ・パンサーズのヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスには、スターパスラッシャーを失うことからその任期を始めるつもりはない。
パンサーズがラインバッカー(LB)ブライアン・バーンズにフランチャイズタグを指定したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが各チームのタグ指定期限である現地5日(火)に報じた。その後、パンサーズもこのニュースを発表。
バーンズに対する1年間のタグの費用は2,400万7,000ドル(約36億95万円)であり、プロボウルに2度選出されているバーンズがフリーエージェント(FA)市場に出て、より条件の良いチームを探すのを防ぐために、高額が必要となっている。
パンサーズとバーンズが長期契約を結ぶ期限は7月中旬となっているが、昨シーズンにランニングバック(RB)のセイクワン・バークリーとジョシュ・ジェイコブスが結んだような、改定された1年契約に落ち着く可能性もある。
そうでなければ、バーンズはタグという影の下で2024年をプレーすることになる。ただし、バーンズがそれにサインすればの話だ。
昨年のプレシーズン、バーンズはその後の保証のないルーキー契約の5年目オプションでシーズンを迎えるより、安定した契約を求める気持ちを持ちながらも、当初はトレーニングキャンプに姿を見せ、参加していた。その後、9月に入ると、バーンズは一連の練習を欠席することで自らの交渉力を強めようと試み、レギュラーシーズン開幕戦への準備に注力しない姿勢を見せていた。
結局、契約延長は見送られたものの、冷静な判断が下され、パンサーズは1年限りの契約延長という形で、この状況に応急処置を施すことになった。
昨シーズンのパンサーズはディフェンスで大きく崩れ、被得点の多さでNFLで29位に終わっている。だが、たとえ以前のような高みには達しなかったとしても、バーンズは決して責められるべきではなかった。
サック8.0回をマークしたバーンズは、2年連続でチーム最多サックを記録しており、他にもクオーターバックヒット18回、ロスタックル16回、パスディフェンス2回、ファンブルフォース1回という数字を残している。
26歳のシーズンを迎えるバーンズは、キャリア通算でサック46回をマークしている。また、NFLでの5年間すべてで、1試合を超える欠場は一度もなく、その耐久力の高さも証明済みだ。
とはいえ、バーンズにとって、このタグがついた状態でプレーすることにリスクがないわけではない。ケガはいつでも起こりうるものであり、バーンズは2年連続でシーズン開幕前に長期契約を望んでいる状態だ。
現時点では、バーンズは高額なフランチャイズタグでパンサーズに残ることになっている。
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