ニュース

契約延長の話し合いを始めていないカウボーイズとQBプレスコット

2024年03月07日(木) 19:32


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Michael Ainsworth】

すでに多くのメディアで取り上げられているものの、ダラス・カウボーイズとスタークオーターバック(QB)ダック・プレスコットはまだ新しい契約について話し合いを始めていない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターが現地6日(水)に報じたところによると、プレスコットとカウボーイズは契約延長についてまったく話し合っていないという。

しかしながら、スレーターは心配すべき状況にはならないだろうとつけ加えており、8月近くには契約が実現する可能性があると予想している。

プレスコットは現行契約の最終シーズンを迎えようとしており、2024年のカウボーイズのサラリーキャップヒットは5,940万ドル(約88億1,299万円)と巨額だ。この数字だけ見ても、カウボーイズのキャップヒットを下げるための新たな契約が必要だということが示唆されている。

スレーターが指摘したように、今のところ交渉は行われていないとはいえ、メディアを通じて多少の動きが見られたとしても不思議ではない。

カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは、NFLスカウティングコンバインの場で記者団に対して、プレスコットはこれまで以上に良いプレーができるはずだと述べ、来季がプレスコットにとってチームでの最終シーズンになることを“恐れ”ていないという見解を示した。

月曜日にダラスで行われた『Children’s Cancer Fund(小児がん基金)』のイベントにおいて、プレスコットは満面の笑みを浮かべ、新しい契約が成立することに“間違いなく自信がある”と話し、それがチームの助けになり、“数字のためにも重要だ”とつけ加えている。

来週にフリーエージェント(FA)期間が始まることを考えると、カウボーイズはそれに対応するのと同時に、ワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムとラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズを長期契約で引きとめようと努力することになる。また、ランニングバック(RB)トニー・ポラードとリコ・ドウデルがフリーエージェントになると予想されており、RBルームには空席が比較的多くなる見込みだ。スレーターによれば、カウボーイズはテキサス大学出身のランニングバック、ジョナソン・ブルックスに興味を示しており、さらにベテランランニングバックと契約する可能性があるとのこと。

したがって、これからもプレスコットの状況が多くの見出しを飾るだろうが、カウボーイズはこの先、バランスを取る必要がある。

そしてどうやら、カウボーイズは少なくともプレスコットについては、まだ仕事に着手していないようだ。

【KO】