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セインツとSマシューが2年20億円の新契約にサイン

2024年03月08日(金) 10:31

ニューオーリンズ・セインツのタイラン・マシュー【NFL】

セーフティ(S)タイラン・マシューは30歳を過ぎているが、今も最高のフットボールをプレーしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地7日(木)に報じたところによると、ニューオーリンズ・セインツでここ2シーズンにわたって活躍したベテランのマシューが、2年1,375万ドル(約20億3,416万円)の契約を結んでチームにとどまるという。この契約には1,000万ドル(約14億7,919万円)の保証も含まれている。

その後、セインツもこの契約を発表。

最初にこのニュースを報じたのは『NewOrleans.Football(ニューオーリンズ・フットボール)』のニック・アンダーヒルだった。

この契約により、マシューはフリーエージェント(FA)にならず、セインツはチーム内で最も貴重な選手の1人を2025年まで契約下に置くことができる。

過去2シーズンでポストシーズンに進むことはなかったものの、マシューは素晴らしいパフォーマンスを維持している。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によれば、マシューはディフェンス全体のグレードで、2022年と2023年の両方で81.2以上をマークしているという。PFFはマシューを全セーフティのトップ10内に位置づけており、29歳以上のセーフティでトップ20に食い込んでいるのはマシューだけだ。

一般的には、32歳に近づいたベテラン選手――マシューは5月に32歳を迎える――は複数年契約の対象にならないことが多いが、セインツはマシューがチームにもたらす価値をはっきりと見出した。また、マシューの年俸は、ヒューストン・テキサンズのSジミー・ウォードの年俸650万ドル(約9億6,025万円)という価格帯に収まり、妥当な額で戻ってくると言える。

ニューオーリンズ出身のマシューは2022年にセインツに移籍したことで、かつて2015年NFLドラフトにエントリーする前に、ルイジアナ州立大学(LSU)でスター選手として活躍した地へと戻っていた。今回の契約により、すべてが始まった場所でマシューが引退する可能性が高まっている。

【KO】