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ドルフィンズとFAのTEスミスが2年約14億円の契約に同意

2024年03月08日(金) 11:45

ジョンヌ・スミス【NFL】

ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルのオフェンスをアップグレードするため、マイアミ・ドルフィンズがタイトエンド(TE)を獲得した。

ドルフィンズとフリーエージェント(FA)のTEジョンヌ・スミスが2年総額1,000万ドル(約14億7,720万円)の契約に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが契約について知る関係者の話として報じている。

アトランタ・ファルコンズに1シーズン在籍していたスミスは先月末にカットされており、来週から始まるフリーエージェントに先立って、どのチームとも自由に契約できる状態にあった。

スミスはドラフトの3巡目で指名を受けたテネシー・タイタンズで4シーズンを過ごしたのち、2021年にニューイングランド・ペイトリオッツと契約して2シーズンにわたってプレーした。昨年のオフシーズンに、ペイトリオッツがスミスをファルコンズにトレードしている。

スミスは昨シーズンにファルコンズで、ともにキャリアハイとなるキャッチ50回、582ヤードを記録し、タッチダウンも3回をマーク。キャッチ後にヤードを獲得する力を発揮し、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、予想を上回るYAC(ヤード・アフター・キャッチ)で110ヤードという数字を残し、全TEの中で3位につけたという。総合YAC(379ヤード)ではタイトエンドの中で7位であり、上位にいる選手より少ないキャッチでその位置につけている。また、スミスのルートランあたりの平均である1.7ヤードは、200回以上のルートランを記録しているTEの中で11位とのこと。

昨シーズン、ドルフィンズのタイトエンド勢にはほとんど活躍が見られず――TEによるタッチダウンは0回――、このポジションを補強する必要があった。昨年にチームのTEの中で最も好成績を収めたダーハム・スマイスは35回のキャッチで366ヤードを記録している。

パスキャッチを得意とするスミスはドルフィンズのオフェンスを加速させ、マクダニエルHC にとって、2024年のオフェンスはラン・アフター・キャッチの選択肢がひとつ増えることになる。昨シーズンのドルフィンズはワイドレシーバー(WR)のタイリーク・ヒルとジェイレン・ワドルに大きく依存しており、スミスは負担を分散させる上で即戦力になることが期待される。

【R】