ベアーズとCBジョンソンが4年112億円の新契約に合意
2024年03月08日(金) 12:38
シカゴ・ベアーズのコーナーバック(CB)ジェイロン・ジョンソンのフランチャイズタグは、長期契約に先立つ形式的なものに過ぎなかった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地7日(木)に報じたところによると、ベアーズが期待のディフェンダーであるジョンソンと4年総額7,600万ドル(約112億2,535万円)の契約に合意したという。その後、チームが正式に今回の契約を発表している。
ベアーズのジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズは声明でこう述べている。
「私たちはジェイロンをこれからの4年間もここに残せることに、とてもワクワクしている。彼はわれわれのディフェンスに不可欠な存在であり、彼のリーダーシップはチームが上昇し続ける助けとなるはずだ」
ジョンソンは新契約で平均年俸1,900万ドル(約28億402万円)を稼ぐことになり、コーナーバックの平均年俸ランキングではダラス・カウボーイズのスター、トレボン・ディッグスのすぐ後ろに位置することになった。契約自体は2024年のタグより80万ドル(約1億1,806万円)ほど少ないものの、タグにはない長期的な保証をジョンソンに与えている。
ジョンソンの契約は驚くようなことではない。ポールズGMは先週に行われたNFLスカウティングコンバインの場で、ジョンソンとの契約が成立する可能性について前向きな発言をしており、ただ13日(月)に交渉期間が始まるフリーエージェンシー(FA)でジョンソンを失うのを回避するためだけに、タグを使用していた。
ジョンソンは1年契約でプレーする代わりに、昨季に初のプロボウル選出と初のオールプロリスト入り(セカンドチーム)を果たすという、収入につながる力としてはこれまでのキャリアで最高の成果を活かして、大金を手にした。
将来が不透明なまま2024年に向かうベアーズの中で、ジョンソンは残留の可能性が最も高いと考えられていた。4月に25歳になるジョンソンは、まだ全盛期を迎えたばかりだ。ジョンソンの年俸は1,900万ドル(約28億720万円)であり、近年の相場の傾向を考えると、ちょっとした掘り出し物を見つけたことになる。
ジョンソンをチェックリストから外したことで、ポールズGMはクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズの将来に目を向けることができる。今回のジョンソンの新契約とは異なり、その決着にはしばらく時間がかかるかもしれない。
【KO】