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ラムズがGドットソンと3年70億円で再契約

2024年03月08日(金) 15:54


ロサンゼルス・ラムズのケビン・ドットソン【NFL】

キャリア最高の1年を過ごしたガード(G)ケビン・ドットソンが、新たな契約を手に入れた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地7日(木)に報じたところによると、ロサンゼルス・ラムズがドットソンと3年総額4,800万ドル(約70億9,653万円)、3,200万ドル(約47億3,102万円)保証の再契約を結んだという。

この契約により、ドットソンの年俸は1,600万ドル(約23億6,545万円)となり、平均年俸としては、クリーブランド・ブラウンズGジョエル・バイトニオとカンザスシティ・チーフスGジョー・トゥニーに肩を並べた。また、ドットソンは2023年に225万ドル(約3億3,262万円)——同じ先発ガードであり、傑出した新人のスティーブ・アビラよりも少ない——でプレーしており、年俸が大幅に跳ね上がったことになる。

2020年ドラフトの4巡目で指名されたドットソンは、ピッツバーグ・スティーラーズでキャリアをスタートさせたものの、期待通りの活躍はできず、最終的にトレードでラムズに移籍した。ラムズは補強を切実に必要としていたポジションにドットソンを迎え入れることに満足しており、ドットソンも大きく改善されたラムズのオフェンシブライン(OL)の一員として4年間のキャリアの中で最高のシーズンを送って、チームの期待に応えている。

ドットソンは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』のオフェンス全体のグレードで85.2をマークしており、これはスティーラーズで過ごした3シーズンで記録したどの数字も大きく上回っている。2023年にはNFLの全ガードの中で2位につけており、ラムズはシーズンが終わる頃までに、強力な両ガードの一角としてドットソンを確保する必要があることを承知していた。

ドットソンが一貫して成果を出せるかがまだ証明されていないことを考えると、こうした大金を投じることにはリスクがあるかもしれない。しかし、時間の経過や迫る期限は、しばしば行動を促すものだ。不完全なオフェンシブラインの後ろで過ごすシーズンがいかに困難かを学んでから2年も経たないうちに、ラムズは時間を無駄にすることなく高額の報酬をドッドソンに支払うことを決断し、チームの将来を固めている。

【KO】