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スティーラーズがベテランCBピーターソンを放出へ

2024年03月09日(土) 17:34


ピッツバーグ・スティーラーズ【NFL】

ピッツバーグ・スティーラーズはコーナーバック(CB)パトリック・ピーターソンとの試みに終止符を打つことにした。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地8日(金)に状況を知る人物の話を元に報じたところによれば、スティーラーズがベテランCBピーターソンを放出するという。この動きは金曜日にリーグワイヤを通じて伝えられた。

最初にこのニュースを報じたのは『ESPN』だった。

33歳のピーターソンはサラリーキャップに対して977万5,000ドル(約14億3,756万円)を数えることになっており、今回の動きはさほど驚くことではない。ピーターソンの放出により、スティーラーズはキャップ上で685万ドル(約10億739万円)を節約でき、デッドマネーは292万5,000ドル(約4億3,016万円)となる。金曜日に行われたコスト削減措置はピーターソンの放出だけでなく、スティーラーズはベテランワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンもリリース。ロビンソンの放出により、スティーラーズはサラリーキャップ上で1,000万ドル(約147億65万円)を節約できる。

30歳のロビンソンはスティーラーズへの貢献に苦労し、1シーズンしかプレーすることはできなかった。全17試合に先発出場したものの、レシーブ34回で280ヤードにとどまり、タッチダウンなしに終わっている。

ピーターソンは先月、自身のポッドキャストでスティーラーズ残留を希望していると明かし、“問題”はスティーラーズがまだ自分自身を欲しがっているかどうかだと話していた。金曜日、その答えが出た――少なくとも現在のコストでは無理だということだ。

スティーラーズで過ごした1シーズンで全17試合に出場したピーターソンは、タックル42回、インターセプト2回、パスディフェンス11回をマーク。率直に言えば、ピーターソンは13年目のコーナーバックとして、それなりのプレーをしていた——大部分において自分の役割を果たしたが、時には攻め込まれることもあった。終盤戦ではセカンダリーに故障者が出たため、ピーターソンはレギュラーシーズン最後の4試合はセーフティ(S)として起用されている。ピーターソンは、状況を好転させるためならセーフティに転向することも辞さない、とコメントしていた。

スティーラーズはディフェンス、特にセカンダリーで若手を獲得する必要があり、現段階ではピーターソンとたもとを分かつという決定は理にかなっている。

ピーターソンは先月、自身のポッドキャストで先発を希望していることを明らかにしており、そうなると移籍先を見つけてキャリアを継続することはより難しい課題となる。プレー時間を大きく稼げるオファーを見つけるには、どこかで故障者が出るまで待つ必要があるかもしれない。

【KO】