FAになる見込みのLBワグナー、シーホークスへの再加入は見込み薄
2024年03月11日(月) 13:15ラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーが再びシアトル・シーホークスから離れるようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地10日(日)に情報筋の話をもとに伝えたところによると、オールプロに6回選出された経歴を持つワグナーがフリーエージェント(FA)になる見込みで、現時点でシーホークスに戻る可能性は低いと見られているとのこと。
12年のキャリアを誇るベテランのワグナーは、そのうち11シーズンをシーホークスで過ごしてきた。ワグナーはロサンゼルス・ラムズで1シーズンを過ごした後、2023年にシーホークスに戻っている。
33歳で迎えたシーズンでも依然として侮れない存在だったワグナーは、リーグ最多183回のタックルに加え、サック3.5回、パスディフェンス3回、ファンブルリカバリー1回をマークするなど、以前と変わらない活躍ぶりを見せた。それにより、ワグナーはキャリアで9度目のプロボウル選出を果たしている。ワグナーは2014年から、シーホークスで過ごしたすべてのシーズンでプロボウルに選ばれるという偉業を成し遂げてきた。
月曜日にフリーエージェントの交渉期間が開始した後、ワグナーと彼を獲得する可能性があるチームにとって目標となるのは、プロボウラーのパフォーマンスを新しいディフェンスにもたらすことだろう。
6月に34歳になるワグナーは、優れたタックル能力とともに、豊富な知識をもたらし、ベテランならではのリーダーシップを発揮するはずだ。NFLの2010年代オールディケイドチームのメンバーにも選出されたワグナーは、キャリア通算で1,700回以上のタックル、94回のクオーターバック(QB)ヒット、68回のパスディフェンス、33回のサック、13回のインターセプト、6回のフォースドファンブル、1回のディフェンシブタッチダウンを記録している。
現在、グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で59位につけているワグナーを求めるチームは確実にいくつも存在するはずだ。
シーホークスでは、新ヘッドコーチ(HC)マイク・マクドナルドの下で、守備選手の流出が今後も続いていくように見受けられる。それはすでに、シーホークスが新時代を始めるためにセーフティ(S)のジャマール・アダムスとクアンドレ・ディッグスを放出した先週から始まっていると言えよう。
【RA】