パッカーズ、Sマッキニーと4年100億円の契約を締結へ
2024年03月12日(火) 13:58ジェネラルマネジャー(GM)のブライアン・ギュートカンストの多忙な1日には、グリーンベイ・パッカーズのセカンダリーのアップグレードも含まれていたようだ。
パッカーズが元ニューヨーク・ジャイアンツのセーフティ(S)ゼイビア・マッキニーと4年6,800万ドル(約100億7,407万円)の契約を締結する見込みだという。現地11日(月)に情報筋の話として『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。この契約により、マッキニーの平均年俸1,700万ドル(約25億5,792万円)はNFLのセーフティとしては3番目に高給取りとなる。
マッキニーは低迷するジャイアンツから、2023年にプレーオフのディビジョナルラウンドまで戦って多くの人々を驚かせた新興チームのパッカーズに移籍する。『Pro Football Focus(PFF/プロ・フットボール・フォーカス)』によると、ポストシーズンの栄光はないものの、2023年にキャリア最高のディフェンシブ評価を受けたことから、その将来は明るいと予想されている。
同じ指標を用いると、同日にジャクソンビル・ジャガーズと3年契約で合意したダーネル・サベージの後任としては、マッキニーは大幅なアップグレードとなる。『PFF』によると、マッキニーはアトランタ・ファルコンズのジェシー・ベイツ三世やマイアミ・ドルフィンズのジェヴォン・ホランド、ボルティモア・レイブンズのカイル・ハミルトンらを抑え、2023年のNFLセーフティの中で最も高いカバレッジグレード(91.2)を獲得したという。また、10試合に出場して61.7だったサベージよりも相当に優秀と言えよう。
マッキニーはパスとランの両方に対応可能であり、116回のタックルは全ディフェンシブバックの中で7位につける成績だ。2023年シーズンはタックル115回以上、パスディフェンス10回以上を記録したディフェンシブバック4人の一角であり、パッカーズにとって優秀なセーフティとなり得るとともに、ジャイア・アレクサンダーを擁するバックフィールドのもう1人の注目株となるだろう。
今季のキャップスペースのうち、わずか1,270万ドル(約18億9,439万円)を占めるだけの契約ながら、先発クオーターバックとして初のシーズンとなった2023年にジョーダン・ラブが急成長を遂げたおかげもあり、パッカーズは2024年に潤沢な金額を活用する余裕がある。グーテクンストは2024年にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区のタイトルを争うこと、おそらくはそれ以上を期待されているチームのために、ロースターのアップグレードに時間を浪費していない。
マッキニーとの契約に加え、まもなくリリースされるアーロン・ジョーンズの後任となるランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスとの契約など、パッカーズにとって2024年の交渉期間初日は大忙しの1日となった。
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