レイダースがDTクリスチャン・ウィルキンスと4年162億円の契約へ
2024年03月12日(火) 14:26フリーエージェント(FA)の交渉期間が始まった日に、ラスベガス・レイダースが大きな動きに出ている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地11日(月)に報じたところによると、レイダースがマイアミ・ドルフィンズのディフェンシブタックル(DT)クリスチャン・ウィルキンスと、8,475万ドル(約124億9,151万円)が保証される4年1億1,000万ドル(約162億1,246万円)の契約を結ぶ見込みだという。
2023年にウィルキンスがキャリア最高のシーズンを過ごしたにもかかわらず、ドルフィンズはウィルキンスにフランチャイズタグをつけないことを選択した。昨シーズン終盤は負傷者が続出して出場可能な守備選手が激減したにもかかわらず、28歳のウィルキンスはサック(9回)、クオーターバック(QB)プレッシャー(61回)、QBヒット(23回)でキャリアハイを更新。また、ウィルキンスはNFLでの5シーズン目に、タックル65回(うちフォーロス10回)、フォースドファンブル1回、ファンブルリカバリー2回も記録した。
ウィルキンスは『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で2位とされていた。昨シーズンにレイダースで先発を務めていた2人のディフェンシブタックル、ビラル・ニコルズとジョン・ジェンキンス、そしてバックアップDTだったアダム・バトラーは全員、フリーエージェントになろうとしている。
昨季、被得点で9位につけていたレイダースは、フルタイムのヘッドコーチ(HC)に就任したアントニオ・ピアースの下で、ディフェンシブラインに、ディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーとウィルキンスという2つの強力な戦力を手にすることになった。クロスビーは2023年シーズンにキャリアハイとなる14.5回のサックをマークし、タックルフォーロス(23回)ではNFL屈指の成績を残した。
ウィルキンスとクロスビーはNFLの中でも特に持久力の高い選手でもある。ウィルキンスは今のところ51試合連続で先発出場しており、クロスビーは5年のキャリアで1試合も欠場したことがない。
ドルフィンズは今後、ディフェンシブフロントに大きくあいた穴を埋めなければならなくなる。ウィルキンスはこの数年、ドルフィンズのトッププレーヤーの1人として活躍してきただけではなく、ロッカールームにおける最高のリーダーの1人にもなっていた。
【RA】