ベアーズがRBスイフトと3年35億円の契約で合意
2024年03月12日(火) 15:22シカゴ・ベアーズのオフェンス改革が進んでいるようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが情報筋の話を元に報じたところによると、ベアーズとランニングバック(RB)ディアンドレ・スイフトが3年2,400万ドル(約35億3,746万円)の契約で合意したという。
25歳のスイフトは昨季、フィラデルフィア・イーグルスでキャリア最多のラッシングヤード(1,049ヤード)を記録した上に、レシーブ39回で214ヤード、タッチダウンレシーブ1回をマークして、イーグルス移籍1年目にして初のプロボウル選出を果たしている。デトロイト・ライオンズが昨年4月のドラフトウイークエンドに、スイフトをイーグルスにトレードしていた。
キャリア最初の3シーズンをライオンズで過ごしたスイフトは、ベアーズへの移籍でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区に戻ることになった。2020年ドラフト2巡目で指名を受けたスイフトは、ライオンズで40試合(そのうち16試合に先発)に出場し、合計1,680ラッシュヤード、タッチダウン18回、レシーブ156回で1,198ヤード、タッチダウンレシーブ7回をマーク。
昨季に初めてフルタイムの先発選手となったスイフトは、イーグルスの一員として16試合中15試合に先発出場し、シーズン第18週の最終戦は欠場している。スイフトはシーズン序盤に大活躍して、第2週、第3週と連続で100ランヤードを記録したものの、その後に調子を落とし、第15週(ニューヨーク・ジャイアンツ戦での92ヤード)まで80ヤードの大台を超えることはなかった。
ベアーズは昨シーズン、1試合あたりのランヤードでNFLで2位の141.1ヤードをマークしたが、その3分の1近くはクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズとタイソン・ベージェントによる成績だった。ベアーズは、フィールズに次いでこのロースターで2位の611ラッシングヤードを記録した、カリル・ハーバートを上回るアップグレードを求めているようだ。昨季425ランヤードをマークしたドンタ・フォーマンは、フリーエージェント(FA)となっている。
スイフトとロション・ジョンソンの組み合わせは、ベアーズに強力なインサイドとアウトサイドの攻撃ペアをもたらす可能性がある。ベアーズに2023年ドラフトで4巡指名されたジョンソンは、ルーキーシーズンに352ヤードを走り、パスキャッチ34回で209ヤードを記録した。
ベアーズは今後もオフェンスの改革を続けると見られており、その最大のポイントはクオーターバックだろう。とはいえ、ベアーズはスイフトと契約を結ぶことで、オフシーズンのやることリストの大きな課題を1つ解決することになる。
【KO