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パッカーズから放出されたRBアーロン・ジョーンズがバイキングスと契約へ

2024年03月13日(水) 10:55


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ジョーンズ【AP Photo/Ashley Landis】

ランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区にとどまる。

グリーンベイ・パッカーズから放出された翌日にあたる現地12日(火)に、ジョーンズがミネソタ・バイキングスと1年700万ドル(約10億3,273万円)の契約を結ぶ見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに報じた。

ジョシュ・ジェイコブスとの契約に合意したことを受けて、パッカーズは29歳のジョーンズを月曜日に放出。ジョーンズはパッカーズのサラリーキャップに対して1,757万5,000ドル(約25億9,342万円)を計上することになっていた。パッカーズ幹部は昨シーズンと同じようにジョーンズにペイカットを受け入れてもらった上で引きとめようとしたが、ベテランRBのジョーンズはそれを断り、放出に至った。

その翌日、ジョーンズはパッカーズのライバルチームとの契約に合意。2024年シーズンには少なくとも2回、元チームと対戦することになった。

健康状態が良好であれば、ジョーンズは今もNFL屈指のランニングバックだと言える。ジョーンズはランで得点を奪う能力を持ち、パスキャッチャーとしても優れている。2019年から2022年にかけては4シーズン連続で1,100ヤード以上のスクリメージヤードと7回以上のスクリメージタッチダウンを記録。ハムストリングのケガでその記録を続けられなかった2023年シーズンには、11試合に出場して656ランヤード、233レシーブヤード、スクリメージタッチダウン3回をマークした。

ランニングバックは年齢が上がるにつれて、常にケガの問題が懸念点となる。とはいえ、ジョーンズは健康であればオフェンスの原動力になれることを証明してきた。昨シーズン終盤、ジョーンズは5試合連続で100ランヤード以上を稼いで相手ディフェンスを圧倒。プレーオフで快勝したダラス・カウボーイズ戦では、キャリー21回で118ヤード、タッチダウン3回を記録している。

ジョーンズはミネソタに向かい、ブレット・ファーブやグレッグ・ジェニングス、ザダリアス・スミスといった選手と同じように、パッカーズからバイキングスに移籍するという道筋をたどっている。

ジョーンズはバイキングスですぐに頼られるランニングバックになるはずだ。2024年に誰が司令塔を務めようと、ジョーンズはその責任を担うことができるだろう。バイキングスは最近、1シーズンだけ1番手RBとして起用したアレキサンダー・マティソンをカットした。ジョーンズはタイ・チャンドラーやキーン・ヌワングウー、マイルズ・ガスキン、ドウェイン・マクブライドがいるRBルームに加わる。キャム・エイカーズは制限付きフリーエージェント(RFA)になる予定だ。

デュアルスレットのプレーメーカーとしてのジョーンズの能力は、ケビン・オコンネルHC(ヘッドコーチ)のオフェンスにおいて魅力的なオプションとなるだろう。

【RA】