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ベンガルズがRBミクソンをテキサンズにトレード

2024年03月13日(水) 11:48

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウとジョー・ミクソン【AP Photo/Emilee Chinn】

ランニングバック(RB)ジョー・ミクソンを手放そうとしているシンシナティ・ベンガルズだが、その方法が変わった。

現地11日(月)にミクソンを放出する予定だったベンガルズは、ギアを切り替えた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが火曜日に報じたところによれば、ベンガルズは放出に代わって、ミクソンをヒューストン・テキサンズへトレードするという。

トレードの条件についてはまだ報じられていない。

月曜日にフリーエージェント(FA)のRBザック・モスとの契約に合意したベンガルズは、昨オフシーズンに減俸を受け入れてチームに残留したミクソンを放出する予定だった。今年、両者が別れることは、もはや時間の問題だと思われていた。サラリーキャップに対して885万ドル(約13億563万円)を数えることになっていたミクソンをトレードすることで、デッドマネーは275万ドル(約4億570万円)となり、サラリーキャップ上では610万ドル(約8億9,992万円)を節約できる。

元テキサンズRBデビン・シングルテリーがニューヨーク・ジャイアンツとの契約に合意した結果、テキサンズはランニングバックの確保が急務となっており、セイクワン・バークリーの獲得に乗り出したと報じられていた。ランニングバックの早期獲得に乗り出したテキサンズは、契約期間がまだ1年残っており、契約金額がおよそ575万ドル(約8億4,797万円)になるミクソンを獲得するという賢明な決断を下している。

ミクソンのパワフルなプレースタイルはテキサンズにフィットしており、攻撃コーディネーター(OC)ボビー・スロウィックは、少なくともあと1シーズンはミクソンから優れたプレーを引き出せるはずだ。しかし、27歳のミクソンは昨季に、以前に比べるとスローダウンしたように見え、爆発的なプレーに欠け、タックルを突破する回数も減少した。それでも、ミクソンはテキサンズが有利なダウンやディスタンスを維持するのに貢献してくれるはずであり、これはシングルテリーが力を発揮する前の昨シーズン序盤において、チームが苦労していた点だ。

ミクソンにはある程度のパスキャッチ能力はあるものの、ベンガルズで過ごした7シーズンの間で、それほど多くのパスをレシーブしたわけではなかった。テキサンズがその分野でミクソンの未開拓のポテンシャルを見出さない限り、低コストで、サードダウンでの活躍が期待できる、レシーブが得意なランニングバックが必要な状態は続く。

【KO】