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チャージャーズが7シーズンを共にしたWRマイク・ウィリアムスを放出

2024年03月14日(木) 14:06


ロサンゼルス・チャージャーズのマイク・ウィリアムス【AP Photo/Kyusung Gong】

新しいリーグイヤーが開始する現地13日(水)に先立ち、上層が厚いロースターを抱えるロサンゼルス・チャージャーズには、サラリーキャップを守るための調整を行う必要があった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に報じたところによれば、チャージャーズはキャップを下回るため、ワイドレシーバー(WR)マイク・ウィリアムスを放出したという。その後、チームもこのニュースを正式に発表している。

ウィリアムスは2022年に契約した3年総額6,000万ドル(約88億6,521万円)の契約最終年にあり、2024年のサラリーキャップに対して3,246万ドル(約47億9,607万円)を計上する予定だった。ウィリアムスの放出により、チャージャーズはサラリーキャップ上で2,000万ドル(約29億5,507万円)を節約できる。

ラポポートによると、チャージャーズはウィリアムスを呼び戻したがっているが、ウィリアムス自身は市場を試そうとしているという。

相手守備陣に惨めな思いをさせるほどのサイズとスピードを兼ね備えているウィリアムスには、健康であれば、フィールドを広げる能力がある。しかし、ウィリアムスはここ2シーズンで18試合を欠場。2023 年はACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂するまでのわずか3試合にしか出場していない。2022年にはケガが原因で、レギュラーシーズン4試合と、チャージャーズが敗北したプレーオフの試合を欠場した。チャージャーズで過ごした7年間で、ウィリアムスがシーズン全試合に出場できたのは1度だけとなっている。

身長約193cmのウィリアムスはフィールドに出れば、ビッグプレーを生み出せる存在だ。2018年以降、ウィリアムスはレシーブ1回あたりの獲得ヤードが15.8ヤード(レシーブ250回以上が対象)でNFL首位に立っている。2018年から2023年にかけて、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ウィリアムスをターゲットとしたパスのうち22.1%がディープパスだった(250回以上ターゲットとなった選手の中で5番目に高い割合)という。

チャージャーズの攻撃陣は、ウィリアムスがフィールドにいない時、そのビッグプレー能力の不在をはっきりと感じていた。しかし、ウィリアムスがもたらすキャップヒットを考えると、キャップに悩むチャージャーズには、その価格でウィリアムスを維持する余裕はかった。

常に爆発力を求めるリーグにおいて、ウィリアムスには自分を求めるマーケットが見つかるだろう。ケガからの復帰中であるウィリアムスは、インセンティブ付きの1年契約の可能性がある選手だと見られている。

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