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イーグルスとRBバークリーの契約を受け、引退を後悔しているとジョークを飛ばすジェイソン・ケルシー

2024年03月14日(木) 14:41


フィラデルフィア・イーグルスのジェイソン・ケルシー【AP Photo/Matt York】

元センター(C)ジェイソン・ケルシーは、新しいリーグイヤーが始まる前に引退を表明することのリスクを理解していた。しかし今、ケルシーは元所属チームのフィラデルフィア・イーグルスがこのオフシーズンにうまく立ち回っているのを見て、激しい“見逃し恐怖症(FOMO)”に苦しんでいる。

“ハウィーシーズン”へようこそ。イーグルスの新たなシーズンをそう呼んだのは、弟のトラビス(カンザスシティ・チーフスのタイトエンド/TE)と一緒にホストを務めるポッドキャスト『New Heights(ニュー・ハイツ)』に出演したジェイソン・ケルシーだった。イーグルスのジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンはこの新たなシーズンにおいて、しばしば手品のような見事な手腕を見せ、チャンピオンシップに向けたチームを築き続けている。

ハウィーGMの直近の奇策は、元ニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーとの契約だろう。なお、バークリーを獲得したからといって、ジェイソン・ケルシーには引退を撤回するつもりはないとのことだ。

ケルシーは今週の最新エピソードでこう語っている。

「今、ソーシャルメディアは“ジェイソン、本当に引退したいのか?”であふれている。ああ、かなり前向きだよ」

そして、コメディー効果を高めるために声を張り上げて、ケルシーは次のように続けた。

「俺が引退してからハウィーがこういう行動に出たのはちょっと腹が立つけど、まあいいさ。きっとうまくいくだろうな」

実際には、ケルシーは元チームのこうした動きをとても気に入っているようだ。そう受け取らないように警告していたとはいえ、ケルシーはバークリーの元所属チームで、ライバルであるジャイアンツへの、ちょっとした陰口と受け取られかねない言葉まで挟んでいる。

ケルシーは「フィラデルフィアにとって、とても大きな契約だ。セイクワンのことを思うとうれしいよ。だって、悪口を言うつもりはないが・・・長い間、ちゃんとしたオフェンスシブラインを確立してきたチームに彼は来るのだから」とコメント。

しかし、プロのポッドキャスターであるケルシーにはまだ少し未練があるようにも思えた。ケルシーはバークリーがイーグルスを高めてくれるはずだと考えている。昨シーズンのイーグルスは途中まで間違いなくNFL最高のチームだったが、12月に入って10勝1敗となった後、崩壊してしまった。8月が近づくにつれ、ケルシーの取り残されているという感触はますます強くなっているのかもしれない——たとえ今は引退の意思を固めているとしても。

ケルシーはこうつけ加えている。

「これ以上ないほど決意は固い。先週も話した通り、俺が後悔しているのはこのことなんだ。引退する時、フィラデルフィア・イーグルスで素晴らしいシーズンを過ごせなくなることは分かっていた。最悪だよ、本当に。この一員にすごくなりたい。できればそうしたかった」

「でも、俺はフィラデルフィアの人間だから、他のみんなと同じように観戦して、祝うことができるわけで、そういう意味では最悪ではないよ。だから、俺はワクワクしている」

【KO】