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ラムズのDTアーロン・ドナルドが引退を発表、「これからに乾杯。この10年間、応援ありがとう。愛を込めて」

2024年03月16日(土) 07:35


ロサンゼルス・ラムズのアーロン・ドナルド【AP Photo/Elaine Thompson】

殿堂入り級の支配力を誇った10年間に終止符が打たれる。

ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドが現地15日(金)に10シーズンを過ごしたNFLを引退すると表明。

ドナルドは長い声明の中で、セントルイスとロサンゼルスの2つの街に感謝しつつ、「10年間、最高レベルのフットボールでプレーできたことは幸運だったと思っている。その過程で出会った人たち、築いてきた人間関係、ときにチームメイトとともに、ときに個々に成し遂げてきたことすべてに感謝している」とつづった。

「キャリアを通して、精神的にも肉体的にもフットボールにすべてを捧げてきた。1年365日、自分にできる精いっぱいのことをやってできる限り最高の選手になれるようにがんばってきた。フットボールというゲームを心から尊敬しているし、自分をドラフトしてくれたチームでNFLのキャリアを締めくくることができて幸せだ。ドラフトされ、世界チャンピオンになり、引退する、そのすべてを1つのチームで達成する人はそう多くない。自分はそれを当たり前だとは思っていないし、これからも思うことはない」

「新たな章に目を向けるにあたり、未来がどうなるかは分からないけれど、フィールド外にあるであろう可能性にワクワクしている。妻のエリカや子どもたち、ジェイダ、AJ、アーリック、アーリと過ごす時間をもっと増やしていきたいと思っている。このスポーツを家族と一緒にプレーしてこられたことは最高のご褒美だった。自分の夢を家族がともに夢見てくれたのと同じように、これからは自分が彼らの夢とともに歩いていくことが楽しみだ」

ラムズが第56回スーパーボウルでシンシナティ・ベンガルズを撃破して優勝を果たした後、ドナルドは初めて引退をちらつかせたが、有利な新契約を交渉する中でその可能性をうまく利用した。来る2024年シーズン終了後に満了するはずだったその契約は終わりを見ることはないが、10回のプロボウル選出、8回のオールプロファーストチームの栄光、3回のAP通信年間最優秀守備選手賞、スーパーボウルリング獲得、2010年代オールディケイドチーム選出という数々の記録を残してフィールドを去る。

ドナルドは『X』で次のように感謝を述べた。

「これからに乾杯。ラムズとファンのみんな、この10年間、応援ありがとう。愛を込めて」

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