FAのWRマイク・ウィリアムスがパンサーズ、ジェッツ、スティーラーズを訪問へ
2024年03月18日(月) 11:10ワイドレシーバー(WR)マイク・ウィリアムスがツアーに出る。
これまでロサンゼルス・チャージャーズに所属していたウィリアムスが今週、カロライナ・パンサーズとニューヨーク・ジェッツ、ピッツバーグ・スティーラーズを訪問する予定だと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地17日(日)に情報筋の話をもとに報じた。
7シーズンを過ごしたチャージャーズから放出された後、ビッグプレーを生み出す能力を持つ身長約193cmのレシーバーとして、フリーエージェント(FA)で注目を集めていたウィリアムスの訪問先に、その3チームが含まれることは見込まれていた。現在29歳のウィリアムスは、2018年シーズン以降のレシーブ平均ヤード(15.8ヤード)で、レシーブ250回以上を記録した選手の中でリーグ屈指の成績を残している。2024年、ウィリアムスはグレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で12位に位置づけられている状態だ。
パンサーズがウィリアムスのようなレシーバーの獲得に興味を示しているのは、クオーターバック(QB)ブライス・ヤングがルーキーシーズンに苦戦したことを踏まえると、理にかなっている。デイブ・カナルスが新たにヘッドコーチ(HC)に就任した今、ウィリアムスを加えてヤングにプレーメーカーを与えるのは、論理的な組み合わせだ。パンサーズはスティーラーズとのトレードでWRディオンテ・ジョンソンも獲得しており、ウィリアムスの加入は、2年目のシーズンを迎えるフランチャイズクオーターバックにプラスに働くだろう。
一方、プロボウルに8回選出された経歴を持つオフェンシブタックル(OT)タイロン・スミスを獲得したり、先週に実施したトレードでOTモーガン・モーゼスを手に入れたりしているジェッツは、引き続きオフェンスの刷新を行っている。ギャレット・ウィルソンとウィリアムスのコンビは、QBアーロン・ロジャースが不在の状態で苦戦したオフェンスにとって、魅力的で強力な組み合わせになるかもしれない。
ジョンソンの後釜を探しているスティーラーズは理想的なチームだ。スティーラーズはフリーエージェント市場の解禁に伴ってQBラッセル・ウィルソンと契約を結び、ケニー・ピケットに別れを告げてジャスティン・フィールズをトレードで獲得。NFLネットワークのトム・ペリセロによれば、ウィルソンと1年121万ドル(約1億8,065万円)の契約を締結し、フィールズに2024年に323万ドル(約4億8,218万円)を支払うことになっているスティーラーズは、QBにかかる金額が450万ドル(約6億7,176万円)以下で済んでいるとのこと。数字に合意できれば、ウィリアムスとの短期契約は両者にとって好都合だろう。
NFLでの7シーズンで、ウィリアムスは88試合に出場し、そのうち62試合で先発を務め、レシーブ309回、4,806ヤード、タッチダウン31回を記録してきた。この2シーズンでは、合わせて18試合を欠場している。
【RA】