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スティーラーズ離脱時の報道について“自分はうまく対処した”とイーグルスQBピケット

2024年03月19日(火) 15:33


ピッツバーグ・スティーラーズのケニー・ピケット【AP Photo/Gene J. Puskar】

ピッツバーグ・スティーラーズでの困難な日々を経て、クオーターバック(QB)ケニー・ピケットはフィラデルフィア・イーグルスへのトレードを機に気持ちを切り替えようとしている。

現地18日(月)、ピケットはこう語った。

「これはいいリセットだと思う。素晴らしい選手たちがそろうクオーターバックルームがあるこのチームでプレーする絶好のチャンスだし、どんな形であれ彼らをサポートして、この先どこで自分の背番号が呼ばれてもいいように準備するだけだ。自分のベストを尽くして、このチームの戦力になりたい」

15日、スティーラーズはドラフト指名権の交換とともに、ピケットをイーグルスにトレードした。

その後の報道において、25歳のピケットは良いイメージで描かれず、スティーラーズとQBラッセル・ウィルソンとの契約に対するピケットの否定的な反応が、最終的にピケットをペンシルべニア州の反対側にあるイーグルスへ送ることにつながったとされている。

月曜日、この報道を否定したピケットは、代わりにイーグルスでの将来に焦点を当てて、次のようにコメントした。

「コミュニケーションとはそういうものだと思う。話し合いは秘密裏に行われていた。自分の対応には満足している。自分のすべきやり方で対処できたと思うよ。ここに来られてワクワクしている。結果的にフィリー(イーグルスの愛称)が俺の居場所になったのは、とても幸運なことだ。すべてのことには理由があると思うし、俺はいるべき場所にいる」

ピケットの転落は昨シーズンに足首を負傷して、手術が必要となった後に始まった。ピケットがプレー可能な状態に戻った時、スティーラーズはピケットを先発に復帰させる代わりに、メイソン・ルドルフを起用し続けたのだ。

ピケットは2023年シーズン第17週のシアトル・シーホークス戦で、スティーラーズの緊急時の3番手クオーターバックになることを拒否したと報じられていた。

この報道について聞かれたピケットは、こう答えている。

「それは非公開で行われたコミュニケーションにかかわる部分が多いし、それが公に伝えられたときには、俺がこう進んだと思う感じとは違った形で伝えられていた。あの試合には確かに計画があった。その週はまさに計画通りに進んだ。足首の手術から復帰してきたばかりだったから、そういうものなんだ。これまで何度も言ってきた通り、俺はここにいられることを本当にうれしく思っている」

かつて2022年ドラフトの全体20位で指名されたピケットは、スティーラーズではフィールドの内外で残念な形で終わった。

ピケットはこうつけ加えている。

「人生では、成功体験よりも逆境から学ぶことの方が多いと思う。ただ、落ち着いて仕事に戻り、好きなことをする。ゲームをするのが大好きなんだ。楽しい時間を取り戻したい。すでにこのチームのコーチングスタッフや選手たちと会う機会があって、ここが素晴らしい環境だと感じているよ」

イーグルスでは、ピケットはジェイレン・ハーツのバックアップとしてオフシーズンをスタートする。イーグルスがピケットを獲得するために支払ったコストが低いことを考えると、ピケットがバックアップの地位を保持することが保証されているわけではない。

【KO】