セインツDEヤングが首の手術へ
2024年03月20日(水) 10:46現地18日(月)、ニューオーリンズ・セインツがディフェンシブエンド(DE)チェイス・ヤングと1年契約を結んだことが報じられた。
その翌日、ヤングに医療処置が必要であることが明らかになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによれば、ヤングが首の手術を受けることになったという。ヤングの回復が順調にいけば、2024年レギュラーシーズン開幕の9月には間に合うだろうとラポポートはつけ加えている。
最初にこのニュースを報じたのは『ESPN』だ。
24歳のヤングは2024年シーズンに向けて1,300万ドル(約19億6,619万円)の1年契約を結び、昨年のハロウイーン以降、3つ目となるチームに移籍する。ヤングは昨年10月末にワシントン・コマンダースからサンフランシスコ・49ersに2024年ドラフト3巡目指名権とトレードされている。
昨シーズン、レギュラーシーズン9試合に出場したヤングは49ersの控え選手としてあげたサック2.5回を含めて計サック7.5回をマーク。第58回スーパーボウルでチーフスに敗れた試合でもサック1回を記録しており、49ersのポストシーズン全3試合に先発出場した。
かつて2020年ドラフト全体2位でコマンダースに指名されたヤングは、同年にAP 通信NFL最優秀ディフェンス新人賞に輝いている。2020年シーズンにはヤングはサック7.5回をあげ、フォースドファンブル4回とファンブルリカバリー3回をマークしており、そのうち1回はリターンタッチダウンを決めた。
しかし、ヤングは右ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)と膝蓋腱(しつがいけん)の断裂で2021年と2022年のシーズンの大部分を欠場し、治癒には予想以上に時間がかかり、過去レギュラーシーズン28試合ではサック9回しかあげていない。
セインツの公式サイトによると、ヤングは月曜日、新しい契約が何かを“証明する”契約とは考えておらず、新しいチームで再出発する機会に感謝しているだけだと語ったという。
「誰かに何かを証明することにワクワクしているわけじゃない。俺はただ試合に出て、最高のチェイス・ヤングであるつもりだ」
「ケガがいくつかの妨げになったのは確かだが、すべて順調だ。すべては過程であり、旅なんだ。自分に何ができるかは分かっている。俺は神を信じる人間だし、神はそれを証明する機会を与え続けてくれている。だから、俺はここにいる」
【KO】