ジェッツとの契約後、カウボーイズに別れを告げるOTタイロン・スミス
2024年03月21日(木) 14:17先日、ラインバッカー(LB)レイトン・バンダー・エッシュがダラス・カウボーイズのファンに感動的な別れの言葉を告げた。今度は、オフェンシブタックル(OT)タイロン・スミスの番だ。
先週、33歳のスミスはフリーエージェント(FA)としてニューヨーク・ジェッツと1年契約を締結。スミスはNFL入りしてから13シーズンにわたり、ずっとカウボーイズのレフトタックル(LT)としてプレーしてきた。現地18日(月)、スミスはNFL選手として知っている唯一のファンに別れを告げるべく、『Instagram(インスタグラム)』でメッセージを公開し、感謝の気持ちを伝えている。
冒頭に「カウボーイネーション」と記したスミスはこう続けた。
「恐れながら、どこから始めればいいのかすら分からない・・・。13年間というのは、ダラスで過ごした時間をとても思い出深いものにしてくれた、何千人もの人たちへの言葉を短い1通にまとめるには、確かに長い時間だ。山あり谷ありの、長く、険しい道のりだったが、カウボーイネーション、君たちはずっとここにいてくれた」
短い声明文の中で、スミスが特定の人物の名前を挙げることはなかったものの、オーナーのジョーンズ一家には、次のように感謝の言葉を述べている。
「ジョーンズ家へ。カウボーイズでプレーする素晴らしい機会と、人生を変えるような経験を与えてくれてありがとう。俺と俺の家族は永遠に感謝し続けるだろう。AT&Tスタジアムのトンネルから駆け出すときの気持ちや、ビッグプレーを決めた後の観客のどよめきは、一生忘れない」
カウボーイズで161試合に先発出場してきたスミスは、プロボウルに8回、オールプロのファーストチームに2回選出されたほか、プロフットボールの殿堂の2010年代オールディケイドチームにも選ばれている。スミスは今後、ジェッツでクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのブロックを担当することになるが、スミスの心の一部はダラスに残り続けるはずだ。
スミスは「カウボーイネーション。今までありがとう。自分のフットボールキャリアの次のチャプターにワクワクしているけど、俺の心の一部は永遠にテキサスに残り続けるだろう」とつづっている。
【RA】