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WRエバンスはまだ全盛期、OTワーフスとSウィンフィールドが“優先度の高い”契約延長とバッカニアーズGMリヒト

2024年03月21日(木) 14:31


タンパベイ・バッカニアーズ【NFL】

タンパベイ・バッカニアーズはこのオフシーズンに、すでに多くのチェック項目をクリアしているが、さらに動きがありそうだ。

新しいリーグイヤーが始まって最初の仕事は、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドと再契約するよりも先に、ワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスを確保することだった。30歳のエバンスはキャリアを通してバッカニアーズで過ごしている。バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは『NFL Network(NFLネットワーク)』の“The NFL Report(ザ・NFLレポート)”に出演した際、ホストのスティーブ・ワイチとジェームズ・パーマーに対して、あと2年以上エバンスを引きとめることは、特に昨シーズンを好調に終えたことを考えると当然のことだったと言及した。

リヒトGMは次のように述べている。

「彼が私の周りにいる選手の中で最も献身的な選手だからだ。彼は最も謙虚なスーパースターの1人だ。彼はチームのことを第一に考えている。ロッカールームにいる誰もが彼を尊敬しているし、この建物にいる誰もが彼を尊敬している。彼はみんなを知っているし、みんなに同じように接していて、みんなに敬意を持って接していて、求めているのは勝つことだけだ。マイク・エバンス以上のチームメイトを思い描くことができなかった。だからこそ、彼を失うことを考えただけでとても感情的になったし、この組織にとって大きな損失になると思った」

「フリーエージェントが始まる前に彼と契約していなかったらどうなっていたか・・・それが分からないで済んだことをうれしく思う。ただ、それを成し遂げた後は何杯かカクテルを飲んだことだけは覚えている」

エバンスは2023年にタッチダウンレシーブ数(13回)でNFL首位に立ち、レシーブ数(79回)とレシーブヤード数の合計(1,255ヤード)でもキャリア3位の記録を残した。リヒトGMはエバンスの10年目のスタミナとパフォーマンスに驚嘆し、今回の契約がクラブとの最後の契約延長にならない可能性を示唆している。

リヒトGMはこう語っている。

「(エバンスは)まったくペースを落とさなかった。彼は最高のシーズンを過ごした。もちろん、私たちはGPSやそういったものをすべて見ているが、彼にとって過去最高の速さの1つを記録した1年だった。それは彼のトレーニングの賜物だ。彼は本当にハードワーカーだ。年齢が上がるにつれて、年を重ねるにつれて、オフシーズンにさらに一生懸命に努力していて、彼は今、異常なほどの働き者なんだ」

「だから、私たちは彼が何かを失うことを恐れてはいなかった。実際、私たちは彼がまだ全盛期にあると思うし、彼の今のやる気を考えれば、この契約が終わった後に実際に彼と次の契約延長を結んでも驚かないよ」

それは先の話だ。リヒトGMとバッカニアーズには、他の主力2人の契約延長など、より差し迫った優先事項がある。次に優先されるのは、セーフティ(S)アントワーヌ・ウィンフィールドJr.とオフェンシブタックル(OT)トリスタン・ワーフスのようだ。

リヒトGMは次のようにコメントした。「ああ、間違いない。私は彼らが(2人とも)キャリア最高のシーズンを送ろうとしていると思う。彼らはすでに素晴らしいキャリアを積んできているが、キャリア最高のシーズンを、そして願わくばキャリアすべてを、ここタンパベイでずっとプレーしていてほしい」

「それが今、私たちにとって最も優先順位が高い。1番はアントワーヌ、それから特に順番は関係ないが、トリスタンも長期契約で確保することだ」

【KO】