チーフスが2025年ドラフト3巡目指名権と2024年7巡目指名権の交換と引き換えにCBスニードをタイタンズにトレード
2024年03月23日(土) 16:31カンザスシティ・チーフスはディフェンスの重要な選手の1人を手放すことになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地22日(金)に情報筋の話として報じたところによれば、チーフスが2025年ドラフト3巡目指名権と2024年7巡目指名権の交換と引き換えにコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードをタイタンズにトレードしたという。
スニードはタイタンズと新たな契約を結ぶ見込みだとペリセロはつけ加えた。
2月に第58回スーパーボウルを制覇したばかりのチーフスは、数週間前からスニードの移籍の可能性を匂わせていた。2月28日(水)、チーフスはスニードにトレード先を探すことを許可。そして3月4日(月)、チーフスはスニードを手ぶらでフリーエージェント(FA)行きにするのを避けるため、スニードにフランチャイズタグをつけた。
タイタンズへのトレードの前に、スニードはルーキー契約でわずか550万ドル(約8億3,279万円)を稼ぐにとどまっていた。フランチャイズタグがつけられた後、スニードは2024年シーズンに1,980万ドル(約29億9,807万円)を受け取ることになっていた。スニードがタイタンズと最終的に結ぶ契約は、フランチャイズタグの数字に代わるものであり、フランチャイズタグの数字付近で落ち着くはずだ——さらに、より多くの年数が確保される。
27歳のスニードは、新しいヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンを迎えたタイタンズに加わる。スニードはタイタンズがこのオフシーズンに獲得した最新の大物選手だ。これまでにクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフ、ランニングバック(RB)トニー・ポラード、ワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリー、ラインバッカー(LB)ケネス・マレー、CBチドビ・アウーゼーがフリーエージェントから加入している。
2020年ドラフト4巡目指名を受けたルイジアナ工科大学出身のスニードはチーフスでの最初の4シーズンを通して67試合に先発出場し(プレーオフを含む)、インターセプト11回、サック8.5回、タックルフォーロス23回、QBヒット15回をマークした。
スーパーボウル2連覇を果たしているチーフスは、トップレベルのワイドレシーバーを阻止することで名声を築いた才能あふれるスニードを失った。CBトレント・マクダフィーはスニードの離脱でセカンダリーの中でステップアップを期待される。その一方で、今オフシーズンに5年契約を結んでチーフスに残留することになったディフェンシブエンド(DE)クリス・ジョーンズは、昨シーズン2位のディフェンスをフロントで支えることになるだろう。
【KO】