QBフィールズのトレードは“おそらくこれまでで一番難しいことだった”とベアーズGM
2024年03月26日(火) 12:28シカゴ・ベアーズのジェネラルマネジャー(GM)であるライアン・ポールズはクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズのトレードを大いに喜んだわけではなかった。
現地25日(月)の朝、ポールズGMはNFLの年次リーグミーティングで記者団に対し、ヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスの家に行き、一緒にフィールズに電話してトレードを伝えたと明かしている。ポールズGMは、このトレードの動きがジェネラルマネジャーとして3年目のシーズンを迎えるにあたって、最も困難なことの1つだったとコメント。
『Chicago Sun-Times(シカゴ・サンタイムズ)』のパトリック・フィンレイによれば、ポールズGMはこう述べたという。
「ジャスティンのことは、私が行った中でおそらく最も困難なことの一つだった。私はいつも共感の部分に触れることを重視している。特にこのことを自分の息子に話すのはとてもつらい。彼(ジャスティン)のジャージーが息子の部屋に飾ってある。そういうことで、こうした決断がどれほど難しいかがよく分かるんだ」
ベアーズはフィールズと引き換えに、条件付きの2025年ドラフト6巡目指名権をピッツバーグ・スティーラーズから手に入れた。これは元ドラフト1巡指名選手であるフィールズをトレードすることで、ベアーズが回収できると大方が予想していたものとはかけ離れたものだ。しかし、明らかな移籍先が少ない中、ベアーズにはフィールズをドラフトやそれ以降も手元に残すことを望まない限り、他に選択肢がほとんどなかった。
ポールズGMはフィールズがベアーズでうまくいかなかった理由に“詳しく見ていくべき多くの点がある”と指摘し、フィールズが3シーズンにわたって直面した絶え間ない変化について、次のように言及している。
「ルーキーイヤーの始まりは不安定だった。私がチームに加わった時、清算しなければならないことがあり、それが才能ある選手を加えて、サポートすることをさらに1年遅らせたんだ。試合に関しては、彼が成長し、向上しているように感じた。タイムラインと、どれだけの準備期間が用意できるかが重要になる。なぜなら、1人の選手を軌道に乗せるのは、可能な限り多くの才能ある選手でサポートする必要があるからだ。そうするには多くのキャップスペースが必要になるため、それによって状況を逆転させてしまうこともある」
フィールズのトレードは、ベアーズがドラフト全体1位でクオーターバックを指名する道を開くことになり、その候補としては南カリフォルニア大学(USC)のケイレブ・ウィリアムズが考えられる。ポールズGMは記者会見で、ウィリアムズが4月の第1週にハラスホールを訪問する予定だと述べた。
ポールズGMはウィリアムズの第一印象として、ベアーズの面々がウィリアムズを獲得しようと必死になっていることをあげた。
『CHGO Bears(CHGOベアーズ)』のアダム・ホージによると、ポールズGMはこうコメントしているという。
「彼ら(ベアーズのメンバー)は単に彼(ウィリアムズ)が好きなのではない。大好きなんだ」
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