この週末にダラスでカンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー（WR）ラシー・ライスの車が関係する多重衝突事故が発生したという報道を受け、ライスの弁護士は現地1日（月）にライスが「当局に協力している」と明かした。

ダラス警察は『NFL.com』に対し、土曜日に複数の車両が絡む事故が発生したと認めている。予備調査では、ランボルギーニとコルベットの2台のスピード違反車がコントロールを失い、“ランボルギーニが路肩に乗り上げ、中央分離帯の壁に衝突し、他の4台を巻き込む連鎖的な衝突を引き起こした”と判断されている。

警察は「ランボルギーニとコルベットの乗員は全員、医療の助けが必要な人がいるかを判断したり、自分の情報を提供したりするために止まることなく現場から逃げた」と述べている。当局によると、2人が現場で軽傷の手当てを受け、他の2人が軽傷で地元の病院に搬送されたという。

『The Dallas Morning News（ダラス・モーニング・ニュース）』は日曜日に、事故に巻き込まれた車の1台が“ライスが登録または借りているもの”だと考えられていると報じた。

ライスの弁護士であるロイス・ウエストは月曜日、ライスは事故による影響を受けた人々に思いを寄せており、「責任を持ってこの状況に対処するべく、必要な手順をすべて踏む」とコメント。

月曜日にラジオでインタビューを受けたチーフスのマーク・ドノバン社長は、ライスの事故関与疑惑について応じている。

ドノバン社長は『KCMO-AM』で「このような状況では、すべての事実が判明するまで待つ必要があり、実のところ、現時点ですべての事実は判明していない」と話した。

「ひとつ明るい事実があるとすれば、それはテキサス州ダラスで複数の車が衝突する事故があったものの、幸いにもけが人が出ていないということであり、私たちはそのことに感謝すべきだ。私たちは真相を究明し、事実を収集し、それに応じて対応する」

チーフスから2023年NFLドラフト2巡目で指名されたライスは、ルーキーシーズンにレシーブ79回、938ヤード、タッチダウン7回を記録している。

【RA】