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NFLがレギュラーシーズンの試合中におけるガーディアンキャップの着用を許可

2024年04月27日(土) 10:51

ガーディアンキャップ【Aaron M. Sprecher via AP】

NFLが現地26日(金)、選手の健康と安全を向上させ、頭部のケガを予防するための取り組みとして、レギュラーシーズンの試合中にガーディアンキャップを着用することを許可すると発表した。

選手の健康と安全を監督しているNFL執行副社長のジェフ・ミラーは金曜日に発表した声明で「練習中にガーディアンキャップを着用した選手の脳しんとうが大幅に減少したという2年間のデータがあるため、今シーズン、選手は試合中にキャップを着用することが許可される。さらに、今年はガーディアンキャップと組み合わせた別のモデルのヘルメットと同等――もしかするとそれ以上――のプロテクションを提供する、新しいヘルメットも登場した。これらの進展は、選手にとってより安全なプレーを実現するための取り組みが大きく前進したことを意味している」と述べている。

「プレーヤーのリスクを軽減し、用具技術の革新を推進し続けるため、ガーディアンキャップは今シーズンから試合中の使用が許可される」

「詳細は@NFLのチーフ・メディカル・オフィサーであるアレン・シルズ医師に」

NFLは2022年のトレーニングキャンプ中にガーディアンキャップを導入。2023年はプレシーズンにおけるすべての練習、およびレギュラーシーズンとポストシーズンにおける接触を伴う練習でガーディアンキャップの着用が義務づけられた。頭部への接触が多いポジションの選手にはガーディアンキャップの着用が義務づけられ、これまで対象となっていたラインマンとラインバッカー(LB)に加え、ランニングバック(RB)とフルバック(FB)が追加されている。キャップを着用する必要のないポジションはキッカー(K)、パンター(P)、クオーターバック(QB)、ワイドレシーバー(WR)、ディフェンシブバック(DB)のみだ。

リーグはガーディアンキャップが導入された2022年に、1人の選手が着用すれば頭部への接触による力を10%、関係する選手全員が着用すれば20%軽減できると発表している。

今月初旬には、NFLの選手たちが次のシーズンに12種類のヘルメット――ラインマンとクオーターバック用に作られた8種類を含む――から選べるようになると発表された。

【RA】