ラムズが全体83位でミシガン大学RBブレイク・コラムを指名
2024年04月27日(土) 13:42ジム・ハーボーのミシガン大学の秘蔵っ子ランニングバック(RB)が彼を追ってロサンゼルスにやってくる。ただし、プレーするのはチャージャーズのお隣さんのチームだ。
ロサンゼルス・ラムズは2024年NFLドラフト全体83位でブレイク・コラムを指名した。
ナショナルチャンピオンシップを制したミシガン大学の核となったコラムは、ハーボーのオフェンスの1人として優秀なオフェンシブラインの後ろで大きなゲインを獲得した。過去2シーズンにわたってウルヴァリンズは、オフェンスを安定させる必要があるときにはコラムを頼りにし、彼はそれに応えた。
ランニングバックのコラムは2022年に12試合で1,463ヤードとタッチダウン18回を生み出していて、カレッジフットボールでチームのプレーオフ進出に貢献した。しかし、膝のケガで最後の2試合は出場できずに終わっている。昨シーズンはドラフトを回避し、2023年もアナーバーに戻って再び1,245ヤードを獲得、校内記録となるタッチダウン27回を挙げる活躍を見せた。最終的にミシガン大学の最高記録となる通算58回のタッチダウンをマークしている。
23歳のコラムはホールを見つけ、ギャップに飛び込む優れたビジョンを持っている。レーンの開口を予想して走り込み、セカンドレベルに迫っていくことができる。ブロッカーの扱いもうまく、しばしばラインバッカー(LB)を誘導して間違ったギャップに飛び込ませてから自身は逆サイドへと切り返す。
前後の移動も速く、セカンドレベルのタックルをはね飛ばすバランスを持っている。エンドゾーンへの嗅覚を持ち、ゴールラインではブロッカーの後ろにひそむことができ、突き進む下半身の力も持っている。
5フィート8(約173cm)とどちらかというとNFLでは小柄な方だが、その分衝撃への耐性は強い。脱出速度は決して最高レベルではなく、減速を強いられた後の再加速はあまり得意ではない。またミシガン大学では通算キャッチが56回で411ヤード、タッチダウン3回とパスキャッチをあまり求められていなかったため、プロレベルでのその能力については疑問が残る。
熱心な努力家のコラムはコーチ陣に信頼されるボリュームランナーだった。NFL選手としてのサイズやスピードは試されることになるが、コラムのタフさやビジョンは発展の可能性を持った武器になることだろう。
2023年に驚きの活躍を見せたカイレン・ウィリアムズをはじめとするバックフィールドに収まることで、コラムはラムズが必要としているデプスをもたらすことだろう。
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