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大型契約締結後も“ハングリー精神”を持ち続けるレイダースDTウィルキンス

2024年06月22日(土) 16:41

マイアミ・ドルフィンズのクリスチャン・ウィルキンス【NFL】

ディフェンシブタックル(DT)クリスチャン・ウィルキンスがラスベガス・レイダースと4年1億1,000万ドル(約175億5,686万円)の契約を結び、マイアミ・ドルフィンズの元ドラフト1巡目指名選手は大金を手にした。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、昨シーズン、ウィルキンスはキャリア最高のサック9回をマークしており、クオーターバック(QB)にプレッシャーをかけた回数は62回で、これまでのベストより25回も多かったという。契約年にこれほど優れた成績を収めた選手は、契約後も同じ意欲を保つことができるかどうか、疑問視されることもある。

しかし、ウィルキンスは大型契約を結んだからといって、2019年のリーグ入り以来、貫いてきた自身のアプローチを変えることはないと強調。

レイダースの公式ウェブサイトによると、ウィルキンスは「このリーグでルーキーイヤーから長い道のりを歩んできた」と語り、こう続けたという。「たくさんのことを見て、多くのことを経験してきた。それを知った上で、ここまで来た道のりを振り返ることで、ハングリー精神を持ち続けることができるんだ。いつも自分のベストを尽くそうとしている。今では、経験や知恵がどれだけ大切かを実感しているよ。何か問題が起こっても動揺しないし、その知恵を若い選手に伝えることもできる。この立場にいられること、そしてその役割を果たせることに感謝しているよ」

ウィルキンスとディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーの2人は、相手にダブルチームを要求するようなディフェンシブラインマン(DL)であり、NFLでトップのコンビになる可能性がある。2023年ドラフト1巡目指名のDEタイリー・ウィルソンが2年目に成長するか、またはDEマルコム・コーンスが昨年に続いて好調を維持すれば、レイダースのフロントは非常に強力なグループとなるだろう。

ウィルキンスは「毎日、正しい心構えで臨むことが大事だ。これまでのところ、俺たちはいいことをやってきたし、いいスタートを切っている。ディフェンスを理解し、コミュニケーションをとり、適切な場所に選手を配置する。でも、最終的には選手である俺たち次第だ。コーチたちは選手である俺たちに多くのことを課してくるから、俺たちがその責任を引き受け、最高のディフェンスを目指すことが求められているんだ」とコメントした。

【KO】