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ホール・オブ・フェイム・ゲームに出場したいと望むベアーズ新人QBウィリアムズ

2024年07月30日(火) 11:00


シカゴ・ベアーズのケイレブ・ウィリアムズ【NFL】

現地8月1日(木)にオハイオ州カントンで行われるプレシーズン初戦のホール・オブ・フェイム・ゲームで、クオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズはシカゴ・ベアーズに加入してから初めてそのユニフォームに袖を通す見込みだ。

しかし、それはウィリアムズがプレーする場合の話だ。

ヒューストン・テキサンズとの一戦に向けてウィリアムズのステータスは未定となっているが、ウィリアムズ本人は月曜日に報道陣に対して、判断が自分に委ねられているならばプレーするつもりだと話している。その主な理由を見つけるのは難しいことではない。ウィリアムズは実戦での経験が必要だと分かっているのだ。

ウィリアムズは「どんなことでも、悪い点より良い点の方が多いと思っている。特に、俺のような若い選手にとってはね」とコメント。

「俺みたいな若手のルーキーとか、2年目、3年目の選手にとって、レップスはいつだってものすごく重要だ。本当に大事なことだし、プレシーズンゲームがどうなるかはこれから見ていくことになる」

ウィリアムズは練習中に必要なレップスをすべてこなしていると主張することもできるが、練習は管理された環境で行われることが多く、何週間も競い合ううちに慣れが生じてくるものだ。合同練習がリーグ中のコーチにとってますます魅力的なものになっている主な理由はそこにある。とはいえ、実際の試合に勝るものはない。ウィリアムズは試合での経験が意思決定の能力を高めるのに役立つと信じている。

シーズン第1週に組まれているテネシー・タイタンズ戦までに改善する必要があると感じていることについて質問されたウィリアムズは「ブリッツとかカバレッジを読み取る力と、ディフェンス全体の動きを感じ取る力をつけることかな」と返答。

「それを感じ取って、プロテクションを調整する。それがランだったら、相手の構造がどのように展開するかに応じて、ランプレーの内容を変えたり、プロテクションを調整したり、速やかにゲインを目指したり、カバーゼロを確認したりするというようにね。とにかく成長する。そのためには、実際に見たり練習を重ねたりすることが必要だ。だからこそ、プレシーズンとかそういうことはものすごく重要なんだ」

この議論に関するもう1つの側面は、ウィリアムズの健康を保つことだ。それは、かつてドラフト1巡目で指名したQBジャスティン・フィールズを放出して、今年のドラフトの全体1位指名権をウィリアムズに費やし、チームの未来をウィリアムズに託しているチームにとっては妥当な目標だと言えよう。しかし、クオーターバックをプロの試合に備えさせるためには、必要な経験を積ませることも重要だ。シーズン第1週を迎えれば、本格的な戦いが始まってしまう。

ウィリアムズは木曜日の試合に出場したいという意欲を明らかにしているが、最終的な決断を下すのは自分ではないことを理解している。その判断はヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスに委ねられるのだ。

「出場してプレーしたいと思っている」と語ったウィリアムズは「カントンに行けたらかなり素晴らしいけど、それはコーチが決めることだ」と続けている。

【RA】