QBスタッフォードのラムズ残留を受けてロジャースに関心を寄せるジャイアンツ
2025年03月01日(土) 18:29
オフシーズン突入後に発生した最初のクオーターバックドミノのさなか、各チームがその流れに応じて調整を始めている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地28日(金)に報じたところによれば、現在、ニューヨーク・ジャイアンツが関心を示している数人のベテランオプションの1人がアーロン・ロジャースだという。
ロジャースは今もニューヨーク・ジェッツのロースターに名を連ねているが、去る2月13日にジェッツは4度のNFL最優秀選手賞に輝いた経歴を持つロジャースと2シーズンを経て袂を分かつことにしたと発表。この動きは6月1日以降の放出として指定される見込みだ。
ただし、ロジャースがニューヨークを離れるとは限らない。
目下、ロースターのQBポジションにトミー・デヴィートしか擁さないジャイアンツはマシュー・スタッフォード獲得に関心を示していたものの、そのスタッフォードはロサンゼルス・ラムズに残留することが報じられた。
それを受けて、ジャイアンツはロジャースに照準を合わせているようだ。
41歳のロジャースは2023年シーズン前に18シーズンを過ごしたグリーンベイ・パッカーズを離れ、トレードでジェッツに移籍した。
ただ、ロジャースとジェッツの提携は、ロジャースがわずか4回のスナップでアキレス腱断裂を負ったことで出鼻をくじかれた。ロジャースがジェッツ加入後2シーズン目であり、最終的にラストイヤーとなった2024年はその3年前の活躍からはかけ離れたシーズンだった。ヘッドコーチ(HC)を務めたロバート・サラーとジェネラルマネジャー(GM)だったジョー・ダグラスがシーズン途中で解任されたシーズンで、チームは5勝12敗に終わり、ロジャースは3,897ヤードを投げて28回のタッチダウン、11回のインターセプトを記録した。
ジェッツとジャイアンツがともに本拠地とするメットライフ・スタジアムを「JetLife(ジェトライフ)」スタジアムと呼んだロジャースは、ギャンググリーンのジャージーから、ビッグブルーのジャージーに着替えることになるのか。
オフシーズンが進んでいけばいずれ分かるだろう。
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