イーグルスが6度のプロボウラーであるCBダリウス・スレイを放出へ
2025年03月04日(火) 09:15
ベテランコーナーバック(CB)ダリウス・スレイは正しかった。彼は確かにカット候補だった。
現地3日(月)、フィラデルフィア・イーグルスが5シーズンを共にしたスレイを放出すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがその決定を知る人物の話をもとに報道。
スレイを6月1日(日)以降のカットに指定すれば、イーグルスは2025年のサラリーキャップで430万ドル(約6億4,237万円)を節約できる。ただし、6月まではスレイのキャップナンバー(1,380万ドル/約20億6,156万円)を抱えなければならない。
プロボウルに6度選出された経歴を持つスレイは、イーグルスが2回スーパーボウルに出場し、そのうち1回で勝利を収める上で重要な役割を果たしていた。イーグルスでの5年間で、スレイはインターセプト9回、パスディフェンス56回、タックル272回を記録。しかし、2024年シーズンに新人のクインヨン・ミッチェルやクーパー・デジャンが輝きを放ったことで、スレイは戦力外となった。
先月、引退する前にあと1シーズンプレーするつもりだと明言した34歳のスレイは、イーグルスにとどまることを望んでおり、契約を再調整する形でも構わないとしていた。それ以外の希望としては、NFLでの最初の7シーズンを過ごしたデトロイト・ライオンズに戻ることを挙げていた。
イーグルスではディフェンシブエンド(DE)ミルトン・ウィリアムズやアウトサイドラインバッカー(OLB)ジョシュ・スウェット、ラインバッカー(LB)ザック・バウンなど、注目度の高い複数の守備選手がフリーエージェント(FA)になる予定だ。そのうちの1人以上を維持するために、ジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンはキャップスペースを確保する必要がある。スレイはそのスペースを確保するための最初の犠牲者となった。
【RA】