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ジェッツ、トレードが成立せずWRアダムスを放出

2025年03月05日(水) 08:35


ニューヨーク・ジェッツのデイバント・アダムス【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

現地4日(火)、トレードが成立しなかったことを受けてニューヨーク・ジェッツがワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスを放出すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。

数時間後にチームから正式に発表されたこの動きは、ジェッツがクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースおよびその仲間たちと共に過去2シーズンにわたって総力を挙げて取り組んできたアプローチから脱却したことを示す新たな兆候となっている。

2025年、アダムスのキャップナンバーは3,820万ドル(約57億2,194万円)となる予定で、契約に保証金は残されていなかった。ジェッツがロジャースを起用する方針を転換したこともあり、アダムスの放出は確実視されていた。

昨年10月、シーズン開幕から2勝4敗と出遅れたジェッツは起死回生の一手となることを期待し、条件付きのドラフト3巡目指名権をラスベガス・レイダースにトレードしてアダムスを獲得。大きな役割を担ったアダムスは、11試合に出場してキャッチ67回で854ヤード(平均12.7ヤード)、タッチダウン7回を記録したが、この移籍がチームを低迷から救うことはなく、ジェッツは5勝12敗とまたしても残念な結果でシーズンを終えた。

『NFL.com』のトップ101フリーエージェント(FA)リストでバッファロー・ビルズWRアマリ・クーパーの順位を1つ上回り、10位にランクインしているアダムスは、3月12日(水)に始まる新リーグイヤーを前に、新たなチームと契約が結べる状態となっている。

オールプロに3回、プロボウルに6回選出された経歴を誇るアダムスは、グリーンベイ・パッカーズ、レイダース、ジェッツでの12シーズンにわたるNFLキャリアで、通算164試合に出場(うち157試合に先発)し、キャッチ957回で1万1,844ヤード(平均12.4ヤード)、タッチダウン103回を記録してきた。

【RA】