イーグルスとRBバークリーが2年61億円の契約延長にサイン
2025年03月05日(水) 09:33
ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーはたった1年でキャリアの軌道を修正した。
現地4日(火)、フィラデルフィア・イーグルスとバークリーが新たに4,120万ドル(約61億6,937万円)相当の2年契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロがこの契約に詳しい人物の話をもとに報道。その契約には3,600万ドル(約53億9,401万円)の保証金と1,500万ドル(約22億4,750万円)のインセンティブが含まれている。
その後、イーグルスはバークリーが新たに2年の契約延長にサインしたことを発表した。
新たに支払われる報酬の年平均額(2,060万ドル/約30億8,469万円)により、バークリーはNFL史上初めて年額2,000万ドル(約29億9,667万円)以上を手にするランニングバックとなる。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、3,600万ドルの保証金もランニングバックによる3年以内の契約としては過去最高額だという。
昨オフシーズン、バークリーは2,600万ドル(約38億9,567万円)の保証金とインセンティブが含まれた基本給3,775万ドル(約56億5,621万円、年平均1,260万ドル/約18億8,790万円)の3年契約を締結。今回の動きを受け、バークリーの契約期間は2028年シーズン末までとなっている。
これは、イーグルスのスーパーボウル進出をけん引した電光石火のランニングバックにふさわしい昇給だと言えよう。ビッグプレーを連発する選手として、バークリーはキャリー345回でリーグトップの2,005ランヤードを記録し、13回のタッチダウンを記録した。
また、バークリーはプレーオフを含む1シーズンあたりのランヤード(2,504ヤード)でテレル・デイビスを上回り、新記録を樹立している。
ニューヨーク・ジャイアンツで数年間くすぶった後、NFL屈指のオフェンシブラインの後ろでプレーしたバークリーは、ビッグプレーを生み出す能力を存分に発揮し、レギュラーシーズンでは40ヤード以上のランを7回も記録した。イーグルスがシーズン第18週に欠場させなければ、バークリーはNFLの単一シーズンラッシング記録に挑むこともできただろう。しかし、バークリーはスーパーボウル制覇を経験できたことに満足しているはずだ。
今回の契約延長は、どのランニングバックよりも素晴らしいシーズンを過ごしたバークリーにふさわしい見返りだと言える。イーグルスのジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンは今回も、成果に対して報酬を支払うことを恐れず、先を見越して行動する姿勢を示した。それにより、バークリーのイーグルスでの将来は確定している。契約の詳細はまだ明らかにされていないが、イーグルスがフリーエージェント(FA)となる他の選手と再契約できるよう、バークリーの今年のキャップナンバー(740万ドル/約11億0,877万円)が引き下げられる可能性は高い。
この1年で、バークリーは2つの契約にサインし、ずっと望んでいた長期的な安定を手に入れ、2,000ヤード以上を記録し、ロンバルディトロフィーを獲得し、オフェンス部門年間最優秀選手賞に輝いた。さらには、新たに生まれたペンギンにバークリーと同じ名前がつけられている。
それはまさに良い1年だったはずだ。
「胸がいっぱいだ! イーグルスの組織、チーム、フィリーの素晴らしいファンに感謝している。フライ、イーグルス、フライ」
Overflow! Grateful for the Eagles Organization , grateful for my team, grateful for the amazing fans in Philly. Fly Eagles Fly 🦅 @EdwardMBerry 😤 pic.twitter.com/q2u4gr9IX2
— Saquon Barkley (@saquon) March 4, 2025
【RA】