ブラウンズGバイトニオが12シーズン目も現役続行へ
2025年03月06日(木) 12:32
ガード(G)ジョエル・バイトニオがクリーブランド・ブラウンズでもうひと頑張りしようとしている。
現地5日(水)、オールプロに2回、プロボウルに7回選出された経歴を誇るバイトニオが12年目もNFLで現役を続行するとブラウンズが発表した。
バイトニオは過去数年間、引退をちらつかせていたが、この2カ月ほど引退に近づいたことはなかった。通算で161試合に先発出場してきたことによる負担が身体を襲う中、ブラウンズが非常に不安定な時期に突入したことを受けて、バイトニオの引退は可能性が高い選択肢であると同時に、十分に理解できるものとなっていた。
約2週間前、バイトニオは報道陣に対して引退するかどうかをまだ決めていないと明かし、決断を下すのは「ジェットコースターのような感じ」だと説明していた。しかし、時間をかけてあらゆる選択肢を検討し、プロフットボールの殿堂入りを果たした元チームメイトのジョー・トーマスのキャリアの締めくくり方を参考にした結果、バイトニオは現役続行を決断。ブラウンズにはもう1シーズン、ファンに愛されるガードが戻ってくることになった。
2014年ドラフトで2巡目指名を受けてNFL入りしたネバダ大学出身のバイトニオは、すぐに成功を収め、その後も安定したプレーを続けてきた。ブラウンズのリング・オブ・オナーに迎えられることはほぼ間違いなく、それ以上の評価を受ける可能性も十分にあるキャリアを築いている。バイトニオはブラウンズで波乱に満ちた時代を過ごしてきた。2016年から2017年にかけて1勝31敗と大きく低迷した時期もあれば、2020年シーズンのプレーオフでピッツバーグ・スティーラーズに勝利し、2023年シーズンに再びプレーオフ進出を果たすなど、明るい瞬間もあった。
2024年シーズンを3勝14敗で終えたブラウンズが体勢を立て直せる保証はない。この大幅な成績低下は、クオーターバック(QB)ポジションの不安定さに起因している。しかし、2025年に何が待ち受けていようと、ブラウンズはチームで最も経験豊富で信頼されているリーダーの1人がいることを分かっている。
【RA】