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WRデイバント・アダムスがラムズと2年69億円の契約へ

2025年03月10日(月) 12:42


ニューヨーク・ジェッツのデイバント・アダムス【Kathryn Riley via AP】

デイバント・アダムスが南カリフォルニアに向かう。

スターワイドレシーバー(WR)のアダムスがロサンゼルス・ラムズと2,600万ドル(約38億3,843万円)の保証を含む2年4,600万ドル(約67億9,107万円)の契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話をもとに報じた。

ラムズがかつて3冠王に輝いたWRクーパー・カップと別れる準備を進める中、アダムスはロサンゼルスへ向かうことになる。

2024年シーズンの途中にラスベガス・レイダースからトレードされた後、アダムスがニューヨーク・ジェッツで出場した数は11試合にとどまった。ジェッツは昨年10月中旬に、アダムスを獲得するために条件付きのドラフト3巡目指名権をレイダースに送っている。

昨シーズン、レイダースとジェッツで合計14試合に出場したアダムスは、キャッチ85回で1,063ヤード、タッチダウン8回を記録。ジェッツはアダムスがクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと再会することで、低迷していたチームに活気がもたらされることを期待していた。しかし、このコンビは安定性を欠き、アダムスはキャッチ67回で854ヤード、タッチダウン7回という記録を残すのに114回ターゲットになる必要があった。

ラムズには再契約したWRトゥトゥ・アトウェル以外にスピードに優れた選手がいないが、アダムスもまたスピードに特化した選手ではない。それでも、アダムスのスナップ直後の勝負強さはNFLのどのワイドレシーバーにも引けを取らない。32歳のアダムスはルートランニングの能力によって今後も長く活躍し続けるだろう。

QBマシュー・スタッフォードは長年にわたり、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区でアダムスと対戦してきた。今後、2人はNFC西地区においてショーン・マクベイHC(ヘッドコーチ)のオフェンスでコンビを組むことになる。アダムスが持つ適切なポジションにつく能力と、マンカバレッジを制する能力は、スタッフォードにとって大きな助けとなるはずだ。また、アダムスとプカ・ナクアがタッグを組むことで、スタッフォードは競り合いながらのキャッチを成功させられる2人の大柄な選手をターゲットにすることができる。今回の補強により、ラムズのレッドゾーンにおける優位性も増すはずだ。

アダムスは西海岸に戻り、年俸2,000万ドル(約29億5,264万円)以上を稼ぎたいと考えていた。ベテランのアダムスはラムズに加入することで両方の目標を達成している。

【RA】