ドラフト全体8位指名権を持つパンサーズGMモーガン、「トレードダウンには前向き」
2025年04月16日(水) 10:38
ニューオーリンズ・セインツのクオーターバック(QB)デレック・カーが負傷したことにより、同地区のライバルチームがドラフトで動きを見せる可能性が出てきた。
カーが肩を負傷したことで、セインツが現地4月24日(木)から始まるドラフトの1巡目でクオーターバックを指名する可能性が一層強まっている。そのため、ドラフト全体9位指名権を持つセインツより前にクオーターバックを指名したいチームが、ドラフト全体8位指名権を持つカロライナ・パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)ダン・モーガンに連絡するかもしれない。
モーガンGMは火曜日に臨んだドラフト前の記者会見で「トレードダウンしてより多くの指名権を獲得することには間違いなく前向きだ。私たちはあらゆる可能性に対してオープンでいるつもりだと言っておこう」と述べた。
先週金曜日にカーの負傷が報じられた後、トレードに関する連絡を受けたのかと質問されたモーガンGMは、次のように答えている。
「まだだと思う。まだ少し早いと思う。将来的にはもう少し期待できるかもしれないが、現時点では静かな状態だ」
実際には、ドラフト1巡目の中盤から後半でQB指名を狙っているチームは、カーのニュースが出る前から、セインツがドラフト全体9位でQBを指名する可能性があると考えていたはずだ。肩の問題が明らかになったことで、その兆しは強まったと言えよう。
疑問は多岐にわたっている。1人のクオーターバック、例えばシェドゥーア・サンダースを獲得するために資産を手放すことを望むチームはあるのだろうか? ジャクソン・ダートやジェイレン・ミルロー、タイラー・シャクの獲得を目指しながら待っているだけのチームはあるのか? そのチームは待つことができるのか、それとも取り逃がすことを恐れるのか? セインツ自体が順位を抜かれることを避けるために5位以内の指名権を獲得し、パンサーズの交渉力を打ち消す可能性はあるのか?
指名を行う時が来るまで、モーガンGMがすべての状況を把握することはないだろう。
ドラフト全体の状況から、トレードアップに積極的なチームが少ないと見られているため、トレードダウンは難しくなる可能性がある。
モーガンGMは「私はいつも、1つのチームが1人の選手を気に入るだけで十分だと考えている。あるチームがある選手にほれ込み、私たちとトレードしてその選手を獲得したいと考える可能性はある。順位を上げたいチームがあれば、私たちはお待ちしている」と語った。
【RA】