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CBゴードンの複数ポジション起用を視野に入れるベアーズDCアレン

2025年04月21日(月) 10:18


シカゴ・ベアーズのカイラー・ゴードン【AP Photo/Nam Y. Huh】

今オフシーズン、シカゴ・ベアーズはコーナーバック(CB)カイラー・ゴードンの契約を延長し、ゴードンをリーグで最も高額の報酬を誇るスロットコーナーバックにした。

しかし、ベアーズの新守備コーディネーター(DC)デニス・アレンはゴードンがスロットだけではなく、さらに多くの役割を果たせると考えている。

アレンDCは先日、ゴードンの多才さについて「彼はアウトサイドのコーナーとしてプレーするのか? セーフティ(S)としてプレーするのか? 彼には、その両方のポジションを学ぶ必要があると伝えた。どこが彼にとって2つ目のポジションとなり、戦うことができるのかはこれから見極めていく。彼の出場機会を増やせたらいいなと思っている」と述べた。

2024年シーズンに出場した15試合で、ゴードンはキャリアハイとなる75回のタックル、タックルフォーロス4回、クオーターバック(QB)ヒット2回を記録。しかし、出場したのはベアーズの守備スナップの75%にとどまり、3年間のキャリアで最も低い出場率となった。

ゴードンは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』による総合グレードで76をマークし、有資格の222人のコーナーバックのうち20位にランクインしている。

好成績を残しているにもかかわらず、ゴードンの守備スナップ数はキャリア最初の3年間を通して減少してきた。そのため、アレンDCはゴードンの多才さを生かし、今後はフィールドにより長く立たせることを目指している。

アレンDCはゴードンについて「アウトサイドコーナーとしてプレーすることが多くなったし、当然、それには慣れているだろう」と語り、次のように続けた。

「彼のプレーから見て取れることや、ランゲームでの適応力を見ると、セーフティにも向いている可能性があることが分かる。うちにはこれまでにも多くのポジションで柔軟にプレーできる選手がいた」

「今日のフットボールでは、1つの役割に固定されないことが重要だと思っている。複数の役割を担い、さまざまなことを遂行する。彼にはその能力があると思う。彼のことをより深く理解し、もっと一緒に時間を過ごして、フィールドに出す時間をもう少し増やしていけば、2つ目のポジションがどこになるのか、彼をどこで起用したいのかを明確にしていけるはずだ」

【RA】