パンサーズWRアダム・シーレン、「2025年がラストシーズンになるかも」
2025年05月04日(日) 06:04
カロライナ・パンサーズのワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンは、昨シーズン終了後に一時は引退も考えたとしつつも、12年目となる2025年シーズンもNFLでプレーを続ける意向を示した。
しかし、35歳を迎える2025年がプロ選手として最後のシーズンになる可能性があることもシーレン自身が認めており、現時点では、それ以降のプレーについて明言を避けている。
現地2日(金)、パンサーズのコミュニティイベントで『The Athletic(ジ・アスレチック)』に対し、「そうなるかもしれないね」と明かしたシーレンは、「シーズン終了後にも話したけど、毎年、自分にこう問いかけるんだ。“このゲームに自分はまだ何かを与えられるか?”ってね。家族とも話し合ったけど、家族はプレーを続けてほしいと言った。だから、今回も同じプロセスだ」と続けている。
シーレンはドラフト外フリーエージェントとしてミネソタ・バイキングスに入団して以降、リーグで10年以上にわたる輝かしいキャリアを築き、プロボウル選出も2度経験。過去2シーズンにわたってパンサーズのリーディングレシーバーを務めた。
バイキングスで過ごした9年間では、控えから先発へと着実に地位を確立。特に2017年と2018年シーズンは、いずれも1,200ヤード超えのレシーブヤードを記録し、プロボウルにも選出された。その後も、リリースされる2022年まで安定した成績を維持し続けていた。
パンサーズと3年契約を結んだ後は、若いオフェンス陣におけるベテランリーダーとして存在感を発揮し、クオーターバック(QB)ブライス・ヤングにとって頼れるターゲットとなった。過去2シーズンで27試合に出場し、通算1,629ヤード、9タッチダウンを記録。特に2023年シーズンはチーム内の2番手に2倍以上の差をつけるレシーブヤードとキャッチ数をマークし、リーグ最年長クラスのワイドレシーバーとしては驚異的な安定感を見せた。
この秋には、2年目を迎えるWRザビエル・レゲットや、先週のドラフトで指名されたテタイロア・マクミランの台頭により、ターゲットの分配に変化が見られる可能性が高い。Sそれでも、シーレンも引き続きスターターの一角として起用される見込みだ。
2025年シーズン終了後には契約も満了となるため、シーレンの将来についてさまざまな議論が巻き起こるだろう。しかし、それはまた後日の話であり、今は、再建期にあるチームをけん引することに集中している。
「今は引退のことは考えない。とにかく、最高のフットボール選手になることに集中する。それがこのリーグで生き残るために必要な心構えだからね。そしてシーズンが終わったら、状況を見て、チームや自分、家族と相談して次を考える。でも、間違いなくキャリアの終盤に差し掛かっていることは実感している。でも、この1年に何が起きるか楽しみだ」
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