2年連続1,000ヤード超のラムズRBカイレン・ウィリアムズ、「まだピークには達していない」
2025年05月05日(月) 06:18
ロサンゼルス・ラムズのランニングバック(RB)カイレン・ウィリアムズはキャリア序盤ながら、過去2シーズン連続で1,100ヤード超えを記録し、通算26タッチダウンを挙げる活躍を見せるなど、すでにチームに大きなインパクトを与えている。
しかし、本人はまだ自身の限界には達していないと考えている。
ウィリアムズは先ごろ、自らの成長について『RG.com』で「すべて(に感じる)。まだ自分のピークには届いていない。目指していた場所にはたどり着いたけど、今年をこれまでで最高のシーズンにするつもりだ」とコメント。
2022年ドラフト5巡目でラムズに指名されたウィリアムズは、ルーキーイヤーはデプスチャートの下位に甘んじた。しかし、翌年、キャム・エイカーズの出場機会が減少し、最終的にトレードされたことに伴ってチャンスを得ると見事にブレイクを果たしたウィリアムズ。2023年には1,144ヤード、12タッチダウンの成績を挙げてプロボウルに選ばれ、2024年にはさらに数字を伸ばして1,299ヤード、14タッチダウンを記録している。
2024年はプロボウル選出とはならなかったが、ウィリアムズはその結果に動じることなく、さらなる成長に意識を向けている。
「違いがあったとは思わない。2023年はプロボウラーになり、2024年はならなかった。それだけのこと。またゼロからやり直して、自分がいた場所に戻れるよう努力するだけだ」
ウィリアムズが語る通り、さらに上のステージへ到達できるとするなら2025年は絶好のタイミングだ。ウィリアムズは今シーズン、ラムズと締結しているルーキー契約最終年を迎える。キャリア最高のシーズンを送ることで、契約延長またはフリーエージェント市場での価値を高めることができるかもしれない。
さらに、ウィリアムズは自身の成長だけでなく、後輩たちに対するのリーダーシップにも意欲を見せている。
昨年のラムズではウィリアムズが1番手RBを務めたが、バックアップには当時ルーキーだったブレイク・コラムが控え、207ヤードを記録。また、今オフにはドラフト4巡目でオーバーン大学のジャルケス・ハンターが指名されている。
若手RBたちの存在によってスナップ数が減少する可能性もあるが、ウィリアムズはポジティブに受け止め、かつて自分が受けたように後輩たちを導くことを目指している。
「自分は21歳でリーグに入った。(中略)素晴らしいベテランたちに囲まれたおかげで、今がある」と振り返るウィリアムズは「若いリーダーとして後輩たちを支えるのはワクワクするし、正しいことだと思う。自分が学んだこと、経験した失敗を後輩たちに伝え、彼らを応援していきたい」と話し、次のように付け加えた。
「(中略)自分がここまで来られたのだから、後に続く人たちにそうするのは当然のこと。俺はただ、ここでの仕事から学んだ失敗や今いる場所でのすべてを生かし、彼らをゲームに参加させ、ただ明るく、彼らが何をするにしても喜んであげようと思っている」
2024年シーズンにラムズのラン攻撃はリーグ24位に沈んだだけに、ウィリアムズは個人のベストとチームの成功を両立させるシーズンにしたいと意気込んでいる。