インディアナポリス・コルツは、現地14日（水）夜にNFLのスケジュールを発表する際にSNS上で公開した動画について、マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー（WR）タイリーク・ヒルおよび『Microsoft（マイクロソフト）』に謝罪した。

動画はマイクロソフトが所有する人気ゲーム『Minecraft（マインクラフト）』を模したパロディで、ヒルを茶化す内容が含まれていた。ヒルのジャージを着たイルカが、サイレンを鳴らすアメリカ沿岸警備隊の船に止められるという演出があり、投稿はすぐに削除された。

コルツは9月7日（日）にドルフィンズとの試合でシーズン開幕を迎える。

多くのチームが毎年スケジュール発表に合わせて動画を制作し、新たなファンや若年層の獲得を狙っている。しかし、コルツの動画が注目を集めたのは別の理由だった。

コルツは木曜日に次のように謝罪を述べている。

「マイクロソフトとの権利の範囲を超えていたこと、そしてドルフィンズのワイドレシーバー、タイリーク・ヒルに関する配慮を欠いた映像が含まれていたため、スケジュール発表動画を削除しました。マイクロソフトおよびタイリークに心よりお詫び申し上げます」

コルツは当初の動画に代えて、今シーズンの試合を紹介するためにアニメ化されたロゴをシリーズで公開している。

ヒルは昨年9月、マイアミ・デイド郡の保安官代理との間でトラブルに巻き込まれた。ドルフィンズの本拠地スタジアムに試合の数時間前に到着した際、ヒルは車両から引きずり出され、地面に押さえつけられたうえで手錠をかけられた。その後、ヒルに対して発行された交通違反の切符は取り下げられている。

『Associated Press（AP通信）』に宛てたメールの中で、ヒルの代理人を務めるドリュー・ローゼンハウスは、「タイリークはコルツの謝罪を受け入れている。彼はあの動画を面白いと思っていて、見たときに笑っていた」とコメントしている。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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