2025年にRBポラードの負担軽減を目指すタイタンズ
2025年05月22日(木) 12:35
ランニングバック(RB)トニー・ポラードはテネシー・タイタンズでの初年度に大きな役割を担い、キャリアハイとなるキャリー260回で1,079ヤード、タッチダウン5回を記録した。
タイタンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンは2025年シーズンにポラードの負担をいくらか軽減し、俊敏なランニングバックのコンディションを維持したいと考えている。
チーム公式サイトによると、キャラハンHCはポラードについて「彼はシーズン後半にかなり苦戦していた」と述べ、こう続けたという。
「しかし、より健全な形で役割分担できている状態が理想だ。彼は最終的にかなりの回数ボールを運ぶことになった。うちで最も生産的なランニングバックだったしね。タイジェイ(スピアーズ)は序盤にいくつかのケガを抱えていた。だから、ポラードが序盤にたくさんプレーして、タイジェイはシーズンが進むにつれて徐々に調子を上げる形になった」
「私はあの2人の選手を本当に気に入っている。彼らの負担をもっとうまく管理してもう少し均等にプレーできるようにすれば、ジュリアス(チェスナット)とカレル(マリングス)の間によりパワーのある3番手ランニングバックのポジションを確保できるかもしれない。役割分担がもっと均等になって、ポラードが矢面に立つ必要がなくなるといいなと思っている。そうすれば、全員が最高の状態で17試合を戦えるはずだ」
ダラス・カウボーイズからタイタンズに移籍した際、ポラードが爆発的なプレーを維持しながら主力ランニングバックとして活躍し続けられるかという点が疑問となっていた。28歳のポラードは3年連続で1,000ヤード超えを成し遂げたものの、カウボーイズでの最終年と同様に、爆発的なプレーはプロボウルに選出された2022年シーズンよりも減少している。
『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、ポラードは昨シーズンに15ヤード以上のランを13回記録し、ブレイクアウェイ率は26.1%だったという。これは2023年の記録(11回、21.6%)から増加したものの、キャリアハイを更新した2022年の記録(19回、43%)には及ばなかった。
タイタンズはポラードのキャリー数を抑えてコンディションを維持し、より多くのビッグプレーを生み出すことを狙っている。12試合の出場にとどまったスピアーズが健康を維持し、より体格の大きいランニングバック――理想的には新人のマリングス――が一貫したパフォーマンスを発揮できれば、7年目のベテランであるポラードの負担も軽減されるはずだ。ポラード自身も出場機会を分け合うことに反対していない。
「チームの成功に貢献できる方法なら何でもいい」と語ったポラードは「より多くの選手を巻き込み、選手のコンディションを維持し、シーズンを通して試合に勝ち続けて選手を元気な状態に保つために必要なことなら何でもやる」と続けている。
【RA】