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ジャガーズWR/CBハンターへの対処法について語るチーフスTEケルシー

2025年07月08日(火) 08:53

ジャクソンビル・ジャガーズのトラビス・ハンター【AP Photo/John Raoux】

ジャクソンビル・ジャガーズのトラビス・ハンターがワイドレシーバー(WR)およびコーナーバック(CB)として攻守両面でプレーするという計画は、今シーズンの最も興味深い展開の1つだ。

就任1年目のヘッドコーチ(HC)リアム・コーエンが率いるジャガーズは、ドラフト1巡目で指名したハンターをどのように、そしていつ起用するかを決めなければならない。

ハンターはフルタイムで攻撃選手としてプレーし、ディフェンスには時々出る形になるのか? それとも、フルタイムで守備選手として出場し、オフェンスでは少しだけルートを走る程度なのか? はたまた、両方のポジションをフルタイムで担当しても疲弊せずにいられるのか? チームはそうしたレップス数をどのように管理し、週ごとに攻守両面のゲームプランを学ぶことによるメンタル面の負担にどのように対処するのか?

カンザスシティ・チーフスのスタータイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは先週に出演したポッドキャスト『Bussin’ With The Boys(バッシン・ウィズ・ザ・ボーイズ)』でハンターの状況について考慮すべきもう1つの側面に言及。それは、相手チームが攻守両面でプレーする選手にどのように立ち向かうのかということだ。

ケルシーはハンターが攻守両面でオールプロに選出されるようになると思うかと尋ねられている。

『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』によると、ケルシーは「攻守両面? そこが問題だ。彼らがどうやって割り振るのかが分からない」と答え、「分からない。どのチームも彼のことを狙うはずだからね。彼の1日を散々なものにしようとするだろう。もし彼がコーナーバックとしてプレーすれば、相手は1日中ロングパスを投げ続けるはず。ワイドレシーバーを走らせて、ずっと彼から距離をとって、とにかく彼を疲れさせようとするだろう。そんな攻め方をしない理由はないだろ?」と続けたという。

昨年にコロラド大学で平均118回のスナップに参加したハンターは、自分のスタミナに自信を持っているため、体力面を懸念されることには不快感を示すだろう。しかし、特に相手チームがディフェンスでハンターに全力疾走を強いる場合、17試合の過酷なシーズンを通して多くのスナップをこなすことが体に負担をかけるという正当な懸念は生じる。

【RA】