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ケガで短縮された昨季を経て“自分が何者かを思い出させる”と意気込むタイタンズCBスニード

2025年07月01日(火) 11:09

テネシー・タイタンズのラジャリウス・スニード【AP Photo/John Amis, File】

コーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードはテネシー・タイタンズでの最初のシーズンを早々に終えた。

大腿四頭筋のケガが原因で最初の5試合を除くすべての試合を欠場したスニードは、最近、完全に回復したと宣言。期待外れに終わったタイタンズでのデビューシーズンを経て、挽回する準備を整えている。

バック・ライジングによると、スニードは『NBC 6 News(NBC6ニュース)』に「俺は健康だ。これまで通り健康だ」と語り、こう続けたという。

「去年、つまり初年度は思い通りにいかなかったけど、この1年をかけて神が俺に授けてくれたものを世界に見せる時が来た。フィールドに戻る準備はできている。それが俺の人生であり、生業だ。1年間欠場したから、みんなにラジャリウス・スニードが何者かを思い出してもらわないとな」

昨オフシーズン、カンザスシティ・チーフスはコスト回避を目的にスニードを手放した。チーフスはスニードにフランチャイズタグをつけた後、タイタンズとのトレードを成立させている。

チーフスのスーパーボウル2連覇に大きく貢献したスニードは、2023年に中堅レベルの守備力にとどまったタイタンズ守備陣を強化することが期待されていた。

しかし、その期待には応えられず、5試合でタックル数は23回にとどまり、パスディフェンスやインターセプトは0回のままシーズンを終えることになった。タイタンズの守備陣は最終的にリーグの被得点ランキングで30位に沈んでいる。

タイタンズは今オフシーズンにCBポジションに関して大きな動きを見せておらず、その代わりにスニードの回復を待ち、チームのセカンダリーをトップクラスのユニットに再構築することを試みようとしている。

スニードはトレードされる前に、通算でインターセプト10回、パスディフェンス40回、サック6.5回、フォースドファンブル4回を記録していた。今後は、相手の得点を抑えることで新人クオーターバック(QB)キャメロン・ウォードを可能な限り支えることを目指すタイタンズにとって、さまざまな形で起用できる重要な戦力となるだろう。

健康を維持できる限り、スニードは自分が何者かをリーグに示すという目標を実現するはずだ。タイタンズもそれに期待している。

【RA】