ロドニー・ハリソンが自身をドラフトしたチームから最高の栄誉を受けることになった。

現地30日（月）、ロサンゼルス・チャージャーズは元セーフティ（S）であるハリソンを、チームの殿堂入り選手として表彰すると発表。セレモニーは2025年シーズンの第8週、10月23日に行われるミネソタ・バイキングスとのサーズデーナイトフットボールのハーフタイムに行われる予定だ。

フットボールオペレーション部門社長を務めるジョン・スパノスは声明で次のように述べている。

「ロドニーは、フィジカルさ、情熱、たゆまぬ努力、タフさ、そして闘志を体現するチャージャーズ・フットボール時代の象徴だ」

「彼は10年近くにわたり、チャージャーズにすべてを捧げ、責任感のある姿勢と競争における偉大さを築き、模範を示した。ルーキーイヤーから即座にインパクトを与え、ピッツバーグでの忘れがたいAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップ制覇、そして第29回スーパーボウル進出に貢献してくれた」

「ロドニーの胸に燃えていた闘志はまさに伝説的であり、偉大な選手すべてに共通するように、その炎がキャリアを通じて一度たりとも消えることはなかった。そして、彼がフィールドで自らを捧げた以上に、地域社会にも多くを与えてくれた。特に地元の若者たちとの活動においては顕著だった。ロドニーをチャージャーズの殿堂に迎えることは、すべてをこのフランチャイズに捧げてくれた彼にふさわしい栄誉だ」

ハリソンは1994年のNFLドラフトで5巡目指名を受け、キャリア最初の9シーズンをチャージャーズの一員として過ごした。イリノイ州立ウェスタン大学出身のセーフティであるハリソンは、ルーキーイヤーにチャージャーズの第29回スーパーボウル進出に貢献。3年目には先発選手へと成長し、16試合でインターセプト5回、タックル125回を記録した。

“ザ・ヒットマン”の異名を持つハリソンは、チームが5勝11敗と苦しんだ1998年シーズンに自身初のプロボウル選出とオールプロのファーストチーム入りを果たした。その後、2001年にも2度目のプロボウル選出を受けている。

チャージャーズは2002年シーズン終了後にハリソンを放出。その後、ニューイングランド・ペイトリオッツと契約を結んだハリソンは、加入から最初の2シーズンでチームのスーパーボウル連覇の立役者となった。ペイトリオッツでは通算6シーズンにわたってプレーし、2008年シーズンを最後に現役を引退している。

ハリソンは通算186試合に出場し、タックル1,206回、タックルフォーロス40回、インターセプト34回、QBヒット10回を記録してキャリアを終えた。チャージャーズの殿堂入り選手としては通算36人目であり、全体では44人目の殿堂入りメンバーとなる。

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