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WRマクミランは昨季終盤の勢いを持ち越しているとバッカニアーズOCグリザード

2025年07月19日(土) 09:58

タンパベイ・バッカニアーズのジェイレン・マクミラン【Joe Robbins via AP】

タンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)陣は来週に始まるトレーニングキャンプで大きな注目を集めそうだ。クリス・ゴッドウィンのケガの状態、新人のエメカ・エブカの役割、今季も1,000ヤード超えを目指すマイク・エバンスなどがその焦点となるだろう。

しかし、ジェイレン・マクミランのことも忘れてはならない。

昨シーズン終盤に力強い活躍を見せたキャリア2年目のマクミランは、十分な出場機会を得られれば、2025年にさらに飛躍する可能性がある。

『WFLA』の『The Ronde Barber Show(ザ・ロンデ・バーバー・ショー)』に出演したバッカニアーズの攻撃コーディネーター(OC)ジョシュ・グリザードは、今シーズンにさらなる進歩が求められる攻撃選手を1人選ぶよう求められた。最初はその質問を軽く受け流したグリザードOCだが、バーバーに答えを促されると、マクミランの名前を挙げている。

『Joe Bucs Fan(ジョー・バックス・ファン)』によれば、グリザードOCは次のようにコメントしたという。

「(マクミランが)昨シーズン終盤に見せたパフォーマンスやフィールド内外での成長がこの春にも持ち越されていることが分かる。クリスがいない中でエメカが入り、エメカに指導している様子を見るとね。自然にそうしたり、自分らしく振る舞ったり、以前の成果を踏まえて成長したりする能力もそうだ。1人に絞るとしたら、その部分はとても重要だと思う。とはいえ、結局のところは11人全員の力が必要になる。彼は良い状態だと思う」

マクミランは昨季にキャッチ37回で461ヤード、タッチダウン8回を記録。ドラフトの中盤で指名された多くの新人選手と同様に、本領を発揮するまでには時間がかかった。しかし、ドラフト3巡目指名を受けたマクミランはシーズン終盤に急成長を遂げ、最後の5試合でキャッチ24回、316ヤード、タッチダウン7回をマークしている。

バッカニアーズがゴッドウィン――今シーズン開幕時の出場可否は依然として不透明――と再契約していなければ、そして、エブカをドラフト1巡目で指名していなければ、マクミランは2025年に飛躍的な成長が見込まれる選手として多くの人から注目されていただろう。マクミランは昨シーズン、より多くのチャンスを与えられた際に計り知れないポテンシャルを垣間見せた。

ゴッドウィンのケガの影響が長引く可能性や、エブカがこれから経験を積んでいくことを踏まえると、マクミランはキャンプ序盤からレギュラーシーズンにかけて自分が出場機会を得るに値することを証明するチャンスを得るはずだ。

エバンスがキャリアの晩年に差し掛かる中、バッカニアーズは過去2回のドラフトでエバンスが引退してもWR陣の戦力が低下しないように布石を打っている。マクミランとエブカが次世代の強力コンビとなれば、それはジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトの大きな手柄となるだろう。

【RA】