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ジャガーズDEハインズ・アレン、7歳の息子が白血病から回復に向かっていると発表

2025年07月26日(土) 11:58

ジャクソンビル・ジャガーズのジョシュア・ハインズ・アレン【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

ジャクソンビル・ジャガーズのディフェンシブエンド(DE)ジョシュア・ハインズ・アレンが現地25日(金)、7才の息子ウェスリー君が患っていたがんから回復に向かっているところだと発表した。

ハインズ・アレンの妻ケイトリンがソーシャルメディアに投稿した3分間の動画で息子の病気について明かしている。2人はウェスリー君が昨シーズン最終戦の数日前に高熱を出し、歯から出血した後、急性前骨髄球性白血病と診断されたと説明。なお、ハインズ・アレンは個人的な理由でその試合を欠場していた。

ハインズ・アレンは動画の中で「とにかく衝撃を受けて、それ以降は何もかもがどうでもよくなった」と語っている。

ウェスリー君は6カ月にわたって化学療法を受けてきた。あと数回の治療を終えた後、来月にジャクソンビルの『Nemours Children’s Health(ヌムール・チルドレンズ・ヘルス)』で治療終了の合図となるベルを鳴らす予定だ。

ケイトリンは動画で「ウェスリーはとても元気です。毎日泳ぎ、走り回り、スポーツもしています」と話している。

ハインズ・アレンは「彼は本来のお兄ちゃんらしい姿に戻った」とつけ加えた。

「親なら誰も聞きたくない恐ろしい6文字の言葉:Cancer(がん)」

「7カ月前、息子のウェスリーが白血病と診断され、私たちの世界は止まった」

「親として、自分たちでも驚くほど涙を流しながらも支え合い、幼い息子が人生最大の戦いに挑む姿を見守ってきた。しかし、ジャクソンビルのコミュニティと@Nemoursのチームは私たちが立てなくなったときに支えてくれ、今やウェスリーは完全回復に向けて歩みを進めている」

「ウェスリーの強さを称え、“Four One For All Foundation(フォー・ワン・フォー・オール財団)”は“Four One For Hope(フォー・ワン・フォー・ホープ)”を立ち上げ、@NFLのレギュラーシーズン中、毎月4つのがん関連非営利団体に寄付を行う」

「すべての家族が、私たちを救ってくれた愛を感じるに値する」

ハインズ・アレン夫妻は金曜日、自身の非営利団体『Four One For All Foundation』が、NFLのレギュラーシーズン中に毎月4つのがん関連非営利団体へ寄付を行う“Four One For Hope”というシーズン通じたキャンペーンを立ち上げることを発表した。

集まった寄付金は、9月にヌムール・チルドレンズ・ヘルス、10月に『American Cancer Society(アメリカがん協会)』、同じく10月にジャクソンビルの『Ronald McDonald House Charities(ロナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ)』、そして12月に『National Pediatric Cancer Foundation(ナショナル・ペディアトリック・キャンサー・ファンデーション)』に届けられる予定だ。

ハインズ・アレンは声明で「私たちが受けたのと同じくらいの愛と支援を、同じような経験をしている家族に届けることが目標だ」と述べている。

ハインズ・アレンは2度のプロボウル選出経歴を持つパスラッシャーで、ジャガーズでの6シーズンで通算53回のサックを記録してきた。これはトニー・ブラッケンズが保持するフランチャイズ記録まであと2回に迫る数字だ。2024年シーズン開幕前には、7,650万ドル(約113億0,092万円)が完全保証される5年1億4,125万ドル(約208億6,609万円)の契約を結んでいる。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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