WRキーナン・アレンが1年12億円の契約でチャージャーズに復帰
2025年08月06日(水) 11:47
ワイドレシーバー(WR)キーナン・アレンほどの選手であれば、かつていた場所に戻ることができる。
現地5日(火)、アレンがシカゴ・ベアーズでの1シーズンを経てロサンゼルス・チャージャーズに戻り、1年852万ドル(約12億5,772万円)の契約を結ぶことになったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報道。その後、チャージャーズはアレンとの契約を正式に発表した。
2024年シーズンを前にチャージャーズからベアーズにトレードされたアレンは、かつてのチームメイトであるWRマイク・ウィリアムスが突然の引退を発表したことを受けてチャージャーズに戻ってくることになった。
アレンはウィリアムズほどフィールドを広げるタイプではないものの、比較的手薄なチャージャーズのワイドレシーバー陣に欠けている部分を埋める存在となるだろう。
2013年NFLドラフト3巡目でチャージャーズから指名されたアレンは、同チームで11シーズンを過ごし、プロボウルに6回選出された。
チャージャーズでの10年以上にわたるキャリアで、アレンはレシーブ904回、1万0,530ヤード、タッチダウン59回を記録。しかし、キャリアハイとなるレシーブ108回で1,243ヤードを記録し、プロボウルに選出された2023年シーズンを終えた後、アレンは減俸に応じなかった。そのため、チャージャーズは以前の契約の最終年を残したままアレンをベアーズにトレードした。
アレンは1年を経てクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートと再会するが、初めてヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーの下でプレーすることになる。
33歳のアレンは2年目を迎えるラッド・マコンキーが率いるワイドレシーバー陣に加わるが、すぐに先発メンバーに入る可能性が高い。チャージャーズのWR陣には他に、ドラフト2巡目指名を受けた新人のトレ・ハリスや2023年ドラフト1巡目指名選手のクエンティン・ジョンストン、俊足のリターナーとして活躍するデリウス・デイビス、ドラフト5巡目指名を受けた新人のケアンドレ・ランバート・スミスがいる。
アレンの真価が発揮されるのはシーズンが始まってからになるが、ベテランとしての経験は、若手選手が多い成長中のポジショングループに良い影響をもたらすだろう。
さらに、これは8月にもたらされた明るいニュースでもある。
アレンは殿堂入りした元タイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツに次ぎ、フランチャイズ史上2番目に多いレシーブ数とレシーブヤードを記録しており、タッチダウン数(59回)では歴代3位につけている。
チャージャーズ史上最高の選手の1人が古巣に戻ることになった。
【RA】